ビバ☆女の友情
「「「世界!!!!!」」」
「わたしッホ!」
笑顔で跳ねた私は、絶望の顔で落ちていった。
「なんでやねん。ここは世界よりほのかとか、どっちもって言うとこだろがい」
「ガッははは!血の涙流してら!!」
ヒーヒー言いながら魔法老婆は腹を抱えて笑う。ちょい腹たつ。
「いや、あんたも自分って答えてたじゃん」
「恋敵は少ないほうがいいネ」
「兄ちゃんは私がもらうから、安心して逝ってね。ほのか姉ちゃん」
ちくしょう!!!!味方がいねぇ!!!
えっなんで?ともに世界を救った仲じゃん!!
「あっ!さちよさん!この棚のうねうねしてるの何ですか?」
「セバスチャン。私しばらく帰れないからATMのことよろしくネ。マスクはいつもの場所にあるから」
「今日は兄ちゃんと何しようかなー」
私への興味ってそんなもんなの?一緒に帰り道タピオカ食ったじゃん!一緒に天馬グッズ漁ったじゃん!私の記憶の魔力と、ソフィアちゃんのトレースの魔力合わせて、天馬さん追跡報告ノート作ったじゃん!
「ははははははお前ら気に入ったぜ!」
どこに気にいる要素があんだよ。
「黒髪!そいつは魔力こめりゃ、そいつの欲しいもんの場所を示してくれる魔道具だ。金髪!あんたの判断は正しい!しばらく帰れないぜお前たち!おさげ!お前の兄貴を探すのが、まずは必要だな。そしてほのか!お前の命私に預けなっ」
えっやだ!カッコいい!
「小娘どもに教えてやるぜ!世界をまたにかけるババアの力をな!」