188/232
エピローグ
黒井翼が目が覚めたのは見知らぬ天井のベッドの上だった。ぼーっとした頭であたりを見回すと自分の手を握りしめた白鳥いつはが涙を目に貯めていた。
「今回は助かったよ。ミッキュ 」
木の上から2人の少女の様子を見てほのかは言った。
「こちらこそありがとうっきゅ」
少し戸惑いながら、尋ねてきた。
「今回は本当に危なかったッキュ。僕は今とても迷ってるッキュ」
全部言い終わる前にその口を押さえる。
「私は魔法少女よ。みんなの幸せのために頑張るんだから」
「感謝するッキュ」
「よせよ。相棒」
私は魔法少女ほのか町の平和を守るため、今日も町にくりだすのだ。