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さち

「待てコラ」


赤い髪を振り乱して先程の占い師が襲ってくる。


「いやですぅうう!」


全速力で商店街を駆け抜ける。弟子にするって何?てか、さっきの爆発って私のせい。


「私の水晶玉をぶっ壊して置いて逃げるんじゃない。あれがないと私は暮らしていけないんだ。壊した責任はきちんととってもらうよ。弟子になって私に貢ぎやがれ」


長いスカートを着ているとは思えない超スピードで近づいてくる女に恐怖する。


「ち、近づかないで!」


あまりの恐怖に全力で叫ぶ。すると


「へぶ!」


と言う音が聞こえ、さらに占い師の女が怒り狂うのが分かった。


「いい度胸だなほのか。こんな街中で魔法を使うなんて。」


魔法?何を言ってるんだそんなもの使えるわけないじゃないか。


「お前がその気だったら私だって本気を出させてもらう。」


裾から木の枝を取り出すと何やらぶつぶつと唱え始めた。次第に枝の先に光が集まってきてそれが奇妙な音を立てて震え始めた。


「古代魔法 ブルー・・・


プルルループルルルー

スマホの音楽が流れ始めた。



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