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魔法の授業が始まる
このままではいけません!
「今日から魔法の授業だって」
「いよいよか!」
五月に入ってしばらくして、ついに魔法の授業が始まります。これなら自信があります。
このクラスには、魔力がある街の人が集められています。でも、魔力があるだけで、魔法を使ったことがない人ばかり
先生は誰になるのでしょうか。
みんながざわざわするなか、ガラリと扉が開く。
え!
「ハーイ!みんなカレン先生だよ!よろしくね☆」
「お姉ちゃん?!」
長い銀髪をくるりと巻いて、伊達眼鏡をくいっとあげる。こちらにウインクを飛ばして来ています(º﹃º):.*೨