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「まぁこう見えても、私の年齢は千年を越えてるにゃ★ミラクルスーパーかわいいろりばばぁにゃ☆って誰がろりばばぁにゃ!!!」
「あーやっぱり全然うまくいかない!」
私は両手足を投げ出して床に突っ伏した。もともと霊術の素地があったさきちゃんはあっという間に術式をレベルアップさせた。
「だから、ほのか、術式は魔術回路に魔力を流し込みつつ、呪符に反転魔力をイメージして、魔力を練り上げて、放つんだって」
「や、やめろー!そうでなくてもわけが分からないのに!難しいこと言わないで!」
正直こういった小難しいものは私には不向きである。実際、記憶の魔法を手に入れるまでは簡単な生活魔法ですらやっと習得できた私に、わからない単語を並べられても理解することができない。
「七禍はなんでこんだけ難しいことをマスターすることができただろう。だってそんなに賢そうに見えないよ。だってにゃはは言ってるわけだし。」
「ばっ!」
「まぁこう見えても、私の年齢は千年を越えてるにゃ★ミラクルスーパーかわいいろりばばぁにゃ☆って誰がろりばばぁにゃ!!!」
ほのかの頭の近くに現れたのはパジャマ姿の魔術師だった。