特訓!
「あばばばばばばばば」
「ミキュキュキュ!日頃の恨みを思い知れ!」
「あばばばば・・・ってちょっと待てーい」
ミッキュ の猛攻にぼろぼろにされたほのかが、魔弾の合間をぬけて突っ込んだ。
かおりの提案にミッキュ が挙手をした。僕はほのかが魔法少女になった時から一緒に戦ってきたパートナーだ。だからその術式の訓練も僕が引き受けると言ってくれたのだ。感動したのもつかの間、彼は嬉々として魔弾を撃ち込んできたのであった。
「死ぬわ!敵が来る前にコテンパンにされてしまうよ!」
「まだまだ生温い!!打ち返してみろ!!くたばれほのか!!」
「私たちの絆ってそんなもんなのかぁ!」
二人の様子をさきは、静かに見ていた。
「はぁ、先輩方指導をお願いするっす」
「しっしっし!妥当な判断だ」
笑いながらかおりは言った。おかしい、目が笑っていない。
「のぉぉぉおおおおおお!!!」
「反転術式を打ち続けないと全身やけどと凍傷だらけで街を歩くことになるぞ」
かおりとさくらがさきの周りをぐるぐる回りながら、魔法を打ち込んでくる
「は、は、は、は、は、切り刻んで、あ!げ!る!」
「ちょ!さくらさんキャラ変わりすぎ!」




