エピローグ
女王が退位して数日が経ちました。
「うっし!忘れものはないね!」
「ほのかお姉ちゃんたちもう帰っちゃうの?」
「まぁいつまでもお世話になるわけにもいかないしな。こんな状態じゃあ」
移動に必要な魔力が溜まった私たちは自分たちの世界に帰ることにしました。
「ほのちゃん悪いね。やらなければならないことがいっぱいで」
「ううん、こっちこそ手伝うことができなくてごめんね。元気でね」
てんちゃんと握手を交わす。そのとき思いっきり背中を叩かれた。
「ハグでもキスでもバシッときめないと!ほのか!私が天馬さんもらっちゃうよ」
カレンが五葉ちゃんと一緒に手を繋いで現れた。五葉ちゃんは前髪を切って、金と銀の瞳がよく見え綺麗だった。
「そこはお兄ちゃんが行くべきでしょ」
ソフィアちゃんがてんちゃんを突っつきながら言った。
「ミッキュ は?」
「こっちに残るって、今回活躍できなかったから政治で尽力するって張り切ってた。だから魔法少女はしばらくおやすみだね」
世界を渡るために変身は済ませておいた。一人だけ変身してて場の浮き具合が半端ない
「いつでも来てね。いい国にするから」
金髪の少女が言った。国が落ち着くまでは女王様とカレンの罪に関する裁判は保留となっている。
「じゃあね、みんな、記憶」
目を瞑り懐かしの町を思い浮かべる。数日しか経ってないのに懐かしい。唐突に唇に何かが押し付けられる。
「ふぇ?」
「じゃあね、ほのか。すぐ会いに行く。」
目の前に照れて真っ赤になったてんちゃんの顔があった。でも、すぐに消える
「えええええええ!?」
気がつくとさきちゃんちの鳥居の前に立っていた。あまりの出来事にしばらく固まってしまう。となりには超ニマニマしたさきちゃんがいた。
「あら若いってやーねー」
「さきちゃんっ!!」
私たちは自分たちの町に戻ってきたのだった。
魔法少女ほのか 第4部 最後の魔法少女 いかがだったでしょうか。
最後のテーマは大団円。最初の魔法少女と最後の魔法少女。
毎日投稿し続けてついにはじめに想定していた最終回を迎えました。ありがとうございました٩(ˊᗜˋ*)و
10万字が目標なのと、修正したいところがいっぱいあるのでしばらくは修正作業をして行きたいと思います。
また続きというか ほのかたちの最初の物語を書きたいのと、別の作品をやってみたいので、いま迷い中です。
人生初作品で、最後まで来れてとても嬉しいです。読みにくいところや矛盾点などいっぱいあってすみません。もしよろしければ感想や評価をいただけたら嬉しいです(*´ー`)
お付き合い頂きありがとうございました٩(ˊᗜˋ*)و