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あと・・・
女王の攻撃で飛ばされ、急いで戻ってきたソフィアが見たのは、幾多の魔法に貫かれ落ちていくほのかの姿だった。五葉はへたり込んでいる。その姿に追い討ちをかけるかのように女王が白い杖をふるうとぼろぼろのカレンが宙に現れ、そのまま落下しほのかの上に落ちた。
「きさまあああああああああ!」
「わらわをきさま呼ばわりするとは、全く。」
ゴキっ!飛んできたソフィアを掴み、そのまま骨を折り、カレンとほのかの上に投げ捨てた。
「うあああああ!」
五葉が杖を取り出し、女王に向ける。杖の色が変わる。黒がより深くなっていた。
「古代魔法 回復!
「無駄無駄、わらわは結界をはってるのよ。器よ。取引をしようではないか。もしおとなしく体を明け渡すのならこのものたちの命を助けよう」