103/232
ソウルブレイク
ケルベロスたちがもし最終決戦直前のほのかたちと戦っていたら、彼らは確実に勝っていただろう。しかし、彼女たちはさまざまな事件を通して成長した。いつもの仲間、新しい仲間と共に成長しーーーーー
「ん〜時間かかりそう。このままじゃアニメの時間に遅れるから、私がやるわ。ゴート下がって」
赤目の彼女は黒い杖を取り出した。
「古代甚大魔法魂破壊」
音を立てるものが居なくなった。
ほのかたちや魔犬たちはもちろん
木々や虫たちの声も聞こえなくなった。
静寂が訪れる。
「ゴート、アニメ見るから帰るね〜」
「小娘たちは?」
「ほっといていいよ。実力さはわかったでしょ」
杖はさらに漆黒に
「あ〜弱い弱い、つまらないな〜」




