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悪役令嬢と無敗の騎士!!  作者: ニサマル・ユキ
~第一章~ 勝兎の決意
10/13

[番外編]令嬢の講座!!・後編

この話は前回の前編を見てから、読むことをおススメしています!

ニサマル「ニサマルユキとぉー」


 亜輝菜「川内寺亜輝菜のー!」


ニサマル・亜輝菜『魔工術講座~~パート2!』



 亜輝菜「....。で、なに教わったけ?」


ニサマル「え、忘れたの?噓でしょ」


 亜輝菜「だってさ、なんか無駄に難しいんだもん!」


ニサマル「しょうがないなぁ....。じゃあ、おさらいも兼ねてクイズ出すね?」




 亜輝菜「えぇーーーー!?クイズはちょっと....。」


ニサマル「問答無用!!それじゃ第一問、テレン!」


 亜輝菜「いや、テレン...って」




ニサマル「魔法、魔術、そして魔工術に共通している要素とは何でしょう?」



 亜輝菜「あぁ~それね、確か序盤に言ってたよね?....。あ!魔力だ!」


ニサマル「正解!魔法、魔術と魔工術は生物が必ず持っている現象を起こすための対価の事だね!」


 亜輝菜「確か、魔力は現代で言うところの気力に似てるんだったよね!」


ニサマル「では第二問、テレン!」


 亜輝菜「その効果音はずっと付けるんだね....。」



ニサマル「魔法を使う過程で魔力は、どのように使うでしょうか?」



 亜輝菜「うわ~!なんだったっけ?...ん~なんかメルヘンチックな物だった気が...ッ!そうそう、精霊だ!確か魔力は精霊に支払って魔法を使うんだよね!」


ニサマル「正解です!精霊は魔力が寿命だからね!...と、ここまでが前回の内容で今回は魔術と魔工術解説をしたいと思ってるよ!」



 亜輝菜「ちょっと待って、まだ魔工術やらないの!?」


ニサマル「うん、まずは魔術の解説しないといけないからね....。」



 亜輝菜「じゃあ先生、頑張って解説しないとね?」



ニサマル先生「はい!張り切って行きますよぉー」









~ステップ4~魔術は化学です!




ニサマル先生「単刀直入に言おう、魔術は化学だよ!亜輝菜君!!」




   亜輝菜「....。いやいやいやいや、違うでしょ!何でそうなるんですか!?」


ニサマル先生「じゃあ逆に聞こう、マッチに火を点けたらどうなる?」


   亜輝菜「そんなの燃えるに決まってるじゃないですか!」


ニサマル先生「それは何故燃えるの?何でマッチは燃え続けられるの?」



   亜輝菜「そんなの、酸素じゃないんですか?」


ニサマル先生「酸素が無かったらどうするのかな?」




   亜輝菜「無かったら燃えないですよ!酸素を自分たちで作れるなら別ですけどね....。」


ニサマル先生「じゃあ、作ろうよ!酸素」


   亜輝菜「どうやって!魔法や魔術じゃないんですから......っあ。」


ニサマル先生「分かった様だから説明していくよ!」








~ステップ5~魔法と魔術の違いを知ろうpart2!



ニサマル先生「最初に言ったように魔術は魔法に比べて化学的な側面が強い、魔力の使い方も全然違うしね」


   亜輝菜「魔力の使い方が違うって事は、魔術は精霊に魔力を支払わないって事ですか?」


ニサマル先生「そういう事だね。じゃあ、魔力は魔術でどうやって使うのか?って話になってくる」



   亜輝菜「...もしかして、さっきの話ですか!あの酸素がどうこうってやつ」


ニサマル先生「おぉー!そうそう、その話はとても重要だよ。」


   亜輝菜「ということは、酸素を作るのに魔力が必要?」


ニサマル先生「少し違うかなぁー、魔力を変換させるんじゃなくて魔力に酸素と同じ働きをさせるんだよ!魔力は汎用性の高いエネルギーの塊だからね」


   亜輝菜「つまり、魔力をそのまま使っちゃうんですよね?それって魔力の消費激しいしそうじゃないですか?」


ニサマル先生「逆だよ、魔法の方が断然燃費が悪いよ」


   亜輝菜「何でですか!精霊が手伝ってくれるんですから、魔力の消費も魔法の方が少ないじゃないですか!!」



ニサマル先生「そいう言えば、亜輝菜君には話して無かったね...人間の魔力量MAXが1000だとした時、精霊に持っていかれる魔力量は、」


   亜輝菜「魔力量は!!」


ニサマル先生「通常魔法で100、大魔法に関しては....900なんだ。それに比べて魔術は1で一つの現象を起こせるから、通常魔術で10しか必要しない。それに加えて魔術には属性が無く、火でも水でも何でも出せるんだ!」



   亜輝菜「すいませんでした....魔術先輩凄いっス」


ニサマル先生「まぁ、威力に関しては魔法に足元も思って及ばないけどね」




~ステップ6~魔工術それは恐るべき汎用性....。




ニサマル「亜輝菜、ここまでやってきて分かったことってある?」


 亜輝菜「う~ん、そうだねぇとりあえず魔力は大事で魔法は火力、魔術は化学...って感じかなぁ」



ニサマル「結構大雑把だけど概ねあってるよ....。」



 亜輝菜「それならさ、早く魔工術について教えてよ!」


ニサマル「良いでしょう!ここまで魔力と魔法、魔術の事が分かるなら魔工術の事も理解できるはず!」






ニサマル先生「{魔工術}それは国と国が発展していき激しさを増している戦争に魔法や魔術といった旧式の戦術では対応できなくなった時代、創造歴一〇七三年に創られた効率的かつ圧倒的火力それに加え驚異的な汎用性を実現した【大量殲滅魔道術マジカル・エクスターミネーション】の事である....。


な~んて言っても絶ッ対に、分からないから解りやすく説明するね!」



   亜輝菜「なんかイラっと来るけど...実際分からないから、よろしくお願いします」





ニサマル先生「早速だけど問題ね!魔工術にも当然魔力が必要なんだけど...、ズバリ何に使う?」



   亜輝菜「ズバリ!ワカラナイ!!」


ニサマル先生「だよねぇ~....。正解は、行動を起こすための起爆剤の役目と攻撃そのものだ!」


  亜輝菜「えーーーー!二つの役目があるし、そのまま攻撃に使っちゃうし色々ツッコミ処が多いな」



ニサマル先生「えーっとね!どういうことか説明すると、魔工術には基準として三つの行動があるんだけどそれが、



1・現象を出現させる。



2・現象の威力を強化する。



3・現象を射出する。


っというものなんだけど、これがさっき言った魔力の使い道だよ」


   亜輝菜「この行動は何の意味が?」



ニサマル先生「それはもう一つの魔力の使い道である『属性のある現象』を攻撃として運用する為だよ」


   亜輝菜「『属性のある現象』...魔工術はもしかして、魔法と同じで属性が関係してくるんですか?」



ニサマル先生「亜輝菜君....。忘れたの?アクネリアは八歳の時何の儀式したんだっけ!」


   亜輝菜「あっそっかぁ、魔工術の儀って魔力の属性を見る儀式だったよね。」



ニサマル先生「そういう事!魔工術にとっても属性は重要で、もし火属性だったらその魔工師は炎を用いた魔工術しか使えないんだ。そしてこれが、属性のある現象の事だよ!だから魔工術の仕組みは、


(属性が火の場合)


火属性の魔力を炎に変換、→魔力を使い炎を召喚、→魔力を使い炎を射出、(この時魔力を使い炎を強化うことも可能)→対象に攻撃。


という仕組みになっているんだ!」



   亜輝菜「なるほどねー、これなら魔力の本来の使い方に沿って攻撃を繰り出しているから誰でも使えて汎用性が高い!」



ニサマル先生「それだけじゃないよ!魔力の消費も最低限で済むし、火力も魔力を追加すればするほど強化されていく。しかも、他の属性の魔工師と連携することで強化魔工術式を繰り出すこともできる。」


   亜輝菜「確かにこれは、効率的かつ驚異的な汎用性に加え圧倒的火力も出せる....。恐ろしいですね」




~ステップ7~アクネリアはヤバイ!!




ニサマル「こんなにもただでさえ恐ろしいのにアクネリアは、全属性を使える“セブンズ・マスター”であり魔力量も通常の魔工師の二十倍ある」



亜輝菜「だから....だからこそ私は彼女を呼んだんだ........。













まさとちゃんならきっと...大丈夫。」

次は、本編に戻ります!

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