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道化(どうか)、僕を強くしてください  作者: chuboy
継承と警鐘、完結記念“はっぴー! はろうぃん!”三本立て
27/43

『とりっくおあ、とりーと?』

 『トリックオアトリート?』


 ここは〈形無き国〉の復興がとられた街の中心部。

 リベルテは無邪気にとっても小さな一大決心。ドレスをたくし上げて、珍しく街を走っていた。とある家屋の宿舎にいくとリベルテはトントンとドアを叩いた。


「レイドー。レイナー」


「どうしたの姫様?」


 ガチャリと双子が中から出てくると二人はよく似た格好をして優しくリベルテを迎えた。


「――とっととと、トリックオアトリートぉ…………、したいのです」



「トリックオア……」

「……トリート」


 双子はあぁと、納得をいくとレイドは外へと向かおうとレイナは中で準備しようと別々に動き出した。レイドはすぐさま、


「分かった。姫様はここで待っててっ! 国中のお菓子集めてくるよ」


「はいっ! レイド……………………あれ、何か違うような?」


「はぁ………………、姫様、ごめんね。レイドのバカぁあ。一緒に回らないと意味でしょっ!」


「レイナ、待って。私も行きます」


 この日、復興中の街には三人の“小悪魔”が可愛らしくお菓子を取っていったという。

〈形無き国〉の若年さんたちの遊び心をお一つ!

お菓子をいただく代わりに、笑顔を配っていることでしょう(=_=)

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