表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
的を射るべく  作者: 江南
3/4

3:side意弦

短いですが。

やっぱりちょっとBL風味。

なんだこの兄弟(笑

side:意弦(いづる)


 まぁ、無理難題を振ったとは思う。思うが、別に後悔なんぞしていない。

 それでへこたれるような柔な弟妹ではないと、そこは信頼している。


 だから問題は、志弦の進路選択だ。知弦はまだ余裕があるから放置でいいとして。


 自分は、ここにいる。居座って、じーさんの跡を継ぐ。それについては、ほぼ言質を取ったといっていいだろう。婿に入った時点でキャリア公務員だった弓未経験者の父が継ぐ筈もないのだし。


 問題は、志弦だ。

 ついてきてくれるのか? 俺でいいのか?


 疑問は尽きない。それでも望んでしまうから。


「弓道部のある中学は、ざっとだけど調べておいた。アドは後でそっちのノートに送るから、検討してくれ。他に何か質問は?」

「…いづ兄は、ここに居続けるんだよな?」

「そのつもりだ」

「……俺も、そばにいていい、のかな」

「お前がそれを望んでくれるなら、いてくれ。てか、いろ」

「俺、俺も! じーちゃんが現役なうちに五段と練士目指すから!」

「そうしてくれ。茶はちずに任せていいようだし、ま、ウチは安泰だな」


 志弦が弓のサポートをしてくれるなら、ちょっと華に精出してみるか? などと色気も出てくる。おそらく俺が一番素養も意欲もありそうだし。


 そんなこんな。


 志弦の言質は取ったし、知弦のも志弦経由とはいえ取れたといっていいだろう。ならば後は、己の好きに進むまでだ。


 ついてこい。…ついてきてくれ。


 そう在れるための先を探して進むから。

双方向片思いw

意弦用に「腹黒」をタグに加えようか思案中。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ