【5月号】
【特集;朽葉教授の推理力検定】
今回はうろな町に良く来る探偵教授、和倉葉朽葉教授にとある問題を出して、朽葉教授の推理力がいかほどな物かを見る事にしてみました。
私がとある怪盗、怪盗YSさんから手帳を奪われてしまって、その怪盗を導き出すための手掛かりの問題文を見て犯人へと導けるかをテストしてみる事にしました。今回出した問題は、こちら。
『【不意ながら、他意などと呼べるものは、辞典の語彙から消えさせてもらう】
【ぎいこと鳴る、他社からの代謝産物、愛はもうこの世から消え失せる】
#青くなる前に解け。 怪盗YSより』
実は今回は私、澤鐘日花里がこの怪盗YSさんに奪われるように話術操作を行って取るように誘導し、この問題は私の方で考えさせていただきました。この問題の難易度はあくまでもそれなりと言う所なんですが、最初の会話で助手の六条寺華一郎君と四条社麗乃さんの2人に「正解」や「不正解」によって正解へと導き出していたんですが、どうやらこの時点からこの問題の答え、つまり犯人は分かっていられたようです。
この問題のキーは、『#青くなる前に解け』です。この『青』とは文字通り勿論青色もあるのですが、『青』にはダークブルーや緑色も含まれいますけれども、今回重要となって来るのは『青』の1つである藍色。藍、つまりi。これをパソコンで入力すれば『い』ですので、文章から『い』が付く部分をピックアップすると、
『【不『い』、他『い』、語『い』】
【ぎ『い』こ、た『い』謝産物、あ『い』】』
ですので、藍の『い』の前の文字を合わせると、【ふたご】、【ぎたあ】になります。つまり【双子】、【ギター】に関連する人なのですが、うろな町にはこの2つに共通する人が2人居ます。それは大神義愛、瀬島蒼龍の『DQN's』の2人です。
2人はギター担当でして新曲のタイトル、『双子はいつも笑う』。この2つが共通するのはこの2人ですけれども、怪盗YS、このYSとは『Younger Sister』、つまりは『妹』。2人の妹の大神義愛が怪盗なのです。
けれども、私が驚いたのは朽葉教授の推理力の高さ。話をちょっとしただけで問題文を見せただけで犯人が分かるほどの推理力を持っているらしいけど、この推理力は探偵とは言えません。探偵とは様々な要素を集めた上で答えと犯人を導き出すみたいですけど、彼女の場合はただ答えを出しているだけです。
テストで式を書いて答えを導き出すのが普通の探偵とすれば、朽葉教授は頭の中に解答式を導き出して答えだけで満足するタイプですね。彼女はきっと普通の事件ならば苦労もせずに辿り着けるけれども、それ以上の人間の心理が必要な問題は答える事が出来ないみたいです。きっと彼女が望むうろな町のわりかし簡単な謎は解く事は出来るでしょう、しかしそれ以上のなぞには解答できないでしょう。
なにせ彼女は、ただ謎を解くだけの機械でしかなく、探偵と言う物では無いのでしょうから。
記者;澤鐘日花里
【特集;とある作家先生の今後】
皆様に大変残念なお話があります。月刊うろNOWにて、【夜空の高き一番星】を連載していた作家、輝き閃光先生がこの度、月刊うろNOWではない別の週刊誌に移る事になりました。これは【夜空の高き一番星】を見た雑誌のスカウトさんが「うちの週刊誌でやりませんか?」と声をかけて、輝き閃光先生が応じたからです。その事に関して、輝き閃光先生がどう思っているかをインタビューしました。
輝き閃光先生曰く、「これは今後の活動のためになる移籍であり、これによって今後の活動がより一層良い物になると思う。月刊うろNOWの事は私の活動の原点として今後とも記憶に止めさせていただきます。ここにて掲載させて貰った経験は、忘れずに心に止めておきます」との事。活動場所は変わるとしても輝き閃光先生の活動の原点である月刊うろNOWの事は忘れないとの事。そして、最後に「月刊うろNOWで活動中の他の作家先生様達には、今後とも大いなる活躍のほどを願っています。この月刊うろNOWが、今後も飛躍を続けて最高の物となる事を祈っています」との事。
月刊うろNOWでは輝き閃光先生が去った代わりに、新しく恋愛坂胡桃先生と言う作家先生が来てくださいました。恋愛坂胡桃先生は恋愛漫画においてメジャーな立ち位置にいる作家先生なので彼女の作品も今後とも贔屓にしてくださると嬉しいです。
記者;澤鐘日花里
リンク;和倉葉朽葉教授や六条寺華一郎の推理はこちらから。
http://ncode.syosetu.com/n2415br/
『うろなで推理 1 4/27』、『うろなで推理 2 4/27』、『うろなで推理 3 4/27』にて今回の推理話が載っています。