【創刊号】
【特集; うろな町の料理店、料理店『ビストロ』】
今回はうろな町の料理店、『ビストロ』を取材致しました。裏道にある故に見つかりづらい場所にありますけれども、お客様の事を第一に考える葛西拓也さんが出迎えてくれます。
葛西拓也さんはこの店の店主であり、料理人です。このお店を開いたのは、両親が料理屋を営んでいて、それに加えて自分も料理が好きで、一人前の料理人になる為の修行を名目に店を立てたのがきっかけだそうです。お店をやっていて、一番良いなと思った所は常連客が出来た事だそうです。
「今でこそ、多くのお客様が来て下さっているけれど、初めての常連客のお蔭で此処まで来れたので尚更」と話しており、そう話した時の顔はとても良い笑顔でした。
料理を作るうえで一番大切にしている事は、何かと質問した結果、葛西拓也さんはこう素直な気持ちで答えていました。
「お客様の期待に応える事だそうです。例え良い食材を使っても、腕が負けていれば忽ち料理は台無しになる。満足して帰らせる為にも、妥協は一切許さない様に心掛けている」
普通、客商売だとしても金を中心して商売をやっていますけれども、葛西拓也さんにはそれが無い。お客様の事を誰よりも考えている店主だからこそ出来る味は、一度行けば誰でも虜になってしまう素晴らしい味です。場所はこの本の裏に書いてありますので、一度探して行ってみる事をお勧めします。
記者;澤鐘日花里
【特集;うろな町の幸せカップル! 清水渉と清水司】
11月30日、このうろな町に新たな夫婦が誕生致しました。
新郎、清水渉。新婦、梅原司。この2人の結婚によって、清水渉、司夫婦がうろな町に誕生しました。結婚式はとても派手な物であり、何故か新郎の清水渉さんがうろな町を駆け巡りつつ、町の皆と色々な勝負を繰り広げると言う、なんともまぁ可笑しな結婚式だったのですが、その騒動の根本にあるのはお二人の幸せを願う物であり、参加していた全員がお二人の結婚を喜んでいました。今回はそんなお二人に対して取材をし、お二人について聞いてみました。
お二人の最初の印象についてお聞きしてみたところ、どうやら清水渉先生の一方的な片思いから始まったそうです。渉さんの司さんへの美辞麗句は止まる事をせず、司さんに止めて貰わなければ記者の私は永遠に渉さんの美しさを語られていた所でしょう。それに対しまして、司さんからの印象はただただ気持ち悪いとの事です。記者である私も体験したのですが、どうにも渉さんは止まると言う事をせずに、愛を相手に押し付けていくタイプですので、初めは戸惑う事もあるでしょう。しかし、お二人の仲はとても良く、今では相思相愛のようです。
今のお互いの印象は渉さんの方は人間的な優しさというか大きさとか教師としても人間としても真摯さが素敵だと言っておられ、司さんの方は時々ドキッとしたりする所やどんな状況でも頼りがいのある所が素敵だと仰られていました。御二人とも、お互いを思っていてとても良いなと感じました。
続いて質問した事は、赤ちゃんの事についてです。記者が独自に調べた結果、もう既に司さんのお腹の中には赤ちゃんがいるそうなのです。それに対して母となる司さんがどう思っているかと聞くと、嬉しくもあるけれども、同時に2人の命を授かる事に対しての責任にどこか気負いしすぎている面が見られます。最も隣にいる旦那さんがその辺りのガス抜きをきちんと果たしてくれるんでしょうが。
渉さんに今の幸せについて聞いた所、のろけすぎて聞いている記者の方が倒れてしまいそうなほどのろけてくれました。今度は司さんは惚れた弱みなのか、顔を赤くして止めてくれなくて大変でした。直澄さんと子供達に対して、
「大変だけど、頑張ればそれだけ大切なものが手に入る。恋もその他のことも基本は同じだと思う。ただ何かを失ったとしてもそれは終わりじゃない。進めなくても諦めないことがとにかく大事」
と言う事を伝えて欲しいと頼まれましたが、どうにも妻の良さを語っていただけかと。
最後に今後の生活についてどう思っているかを聞くと、出産のために入院するけれども気軽に遊びに来て欲しいと言う事と、これからもこのうろな町を盛り上げるので宜しくとの事です。
私には結婚の予定はありませんが、結婚と言うのは素晴らしいと思わせてくれる2人の夫婦を今回は紹介いたしましたが、私もこの2人のようにお互いに愛し合う存在が出来れば良いなと思いました。
記者;澤鐘日花里