平穏
10月10日。ゾロ目、縁起のよさそうな日だな〜とおもいつつ重い体を起こす準備をする。
いや10月10日今日位は10分くらい追加で寝てもいいんじゃないか?そうだ、そうしよう
「あ、ら、た?」
そうだ、俺の名前は【改】だ紙乃改至って普通の…いやなんで俺の名が…?
「起きろー!!」
「グッッ」
唐突に腹に痛みが走る、恐らく腹の上に乗られたのだろう、こんなことするやつ父でも母でもない、あいつしかいない
「弓夏!」
「そんなに大きな声で名前を呼んだって私からは何も出ないよ、まあどうしてもっていうなら…って大丈夫?!?」
弓夏の下で寝ている改の顔は、まるでミッドナイトブルーの色に染められていた。
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「いや、ほんとに死ぬかと思った…」
そう言いながら改は腹をさする
「本当にごめん!、私にできることがあれば何でもするから…」
「いや別にそれはいいんだけどな…」
父さん、母さんはなんで俺のこと睨んでるんだよ
今俺の目の前には隣に弓夏、目前には両親
この並びで食卓を囲う生活を続けはや6年
「もうそろそろ時間だから〜」
「待ちなさい」
先程まで睨んでいた母が口を開く
「お弁当もっていきなさい」
?
「それだけ?」
「そうだけど」
それだけかー、母さんいつも真面目で重々しい顔して普通のこというんだよなあ、いや俺もこの人に産んでもらって16年経つけど何考えてるのか分からないことの方が多いんだよな、
そう思っていると父が俺の元に近寄り囁く
「いや思春期だし、弓夏ちゃんが可愛いのはわかるけとさ、手出すのは…」
「いや、出してねえよ!、その前に自分の息子の心配をしろよ」
「あーすまん、すまんてっきりそういう関係になったのかと、僕もお前くらいの時にはお母さんと…」
「お父さん///」
「やめろ、自分の子供にそんなこと聞かせるな!
母さんも照れんな!正直俺に弟妹がいないのか不思議だな!」
(弓夏:めっちゃ気まづい)
ちなみに弓夏は6年前に家に預けられてきたが
本当の家族が向かいに来ることはなかったらしい
実際血の繋がりはないし俺は年は変わらないが
妹のようなものだとおもっている
「ま、別に僕はするなとは言わないけど…」
「だからもういいって!んじゃあもう行くから!」
父の言葉をさえぎり、母の作った弁当を受け取り
素早く玄関へ向かう
「今日は病院の日だからな〜」
「はいよ、行ってきます」
俺は目的地へ向かう
「改、行っちゃったね」
「ええ、そうね、弓夏ちゃんもあの子と一緒?」
「はい、お義母さん」
「そういえば弓夏ちゃん、改のこと好きかい?」
「え?!お、お、お義父さん、な、何を?!」
「確かに、夜中、あの子の部屋に行って寝顔を覗いてるいたり、私がすると言っているのにあの子の洗濯物をたたんでいたり、お父さんのはしないのに気になることが多いわね」
「なんで、そのことを…??」
「まあ5年もしてたらバレるよね、で好きなの?」
数秒の沈黙
「ええ、大好きです!ずっと前から!」
「そっか〜、改にも早く伝えるといいよ」
「孫の顔もみたかったわね」
「私ももう行きますから!」
弓夏も目的地にむかう
「行ってきますね」
「「いってらしゃい」」
(いつか伝えなきゃなのは私が1番わかってるよ)
弓夏も改を追い駆け足で進む




