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槍使いのお嬢様

 ミカと舞にイグニスを御披露目したら、2人とも驚いてたなぁ。

そのことを思い出しながらニヤニヤする。

残念なのはイグニスが私としか話せないことだなぁとか考えながら歩いていると、後ろから舞に声をかけられる。

「葵!約束通りマッハ行こうぜ!」

今日は舞とハンバーガーチェーン店「マッハ」へ行く約束をしていたのだ。


 ポテトを食べながら舞に前から気になっていたことを聞いてみる。

「ミカと舞ってどうやって生活してるの?バイト?」

「んー?お金のことか?」

「それなら今日ミカはお金取りに行ってると思うぞ」

「お金を受け取る?」

「あぁ、天使って基本、女が政治や軍を担う女中心の世界だ。で、男は農業や工事なんかをメインでやってる」

「そんで、ミカみたいに出張でこっちに来た場合、予めこっちで働いてる天使、主に男が稼いだ外貨を出張にきた奴に渡してくれるって聞いたぞ」

「いや……稼いだ外貨を渡すって。天使社会、超ブラックじゃん」


 私の頭には必死で働いた給料を残酷にも奪い取るミカの姿が浮かぶ。


「まって!と言うことは、今ここに天使が働いているかもしれないってこと?」

「だな。貴方のそばに天使が……って奴だな」

ニシシと笑う舞。

「で、あたしだけど」

「一山当てた!話長くなるけど聞くか?」

「いえ、ご遠慮させていただきます……」

ろくでもない予感しかしない。


 最近、舞と行動するようになって分かったけどわりと豪快だ。いやかなり豪快だ。

 ただ汚いとかじゃない、身だしなみも、ちゃんとしてるし清潔感もある。

 後、動きがわりとオーバーだ。

んーー見た目美人なのに勿体無い。残念美人ってやつか……。

「葵、今失礼なこと考えてないか?」

舞に睨まれる。

「いえ、いえ!」

鋭い……


マッハの帰り道

「あー、マッハ美味しいよな。人間の作るものってすごいよな?」

「なんか同意求めてるけど、私一応人間だよ」

「わかってるよ。この後どうする?軽く走るか?」

バシバシ背中を叩かれる。痛い……


「そこの貴女!止まりなさい!」

舞とはお馴染みになったやり取りを聞きなれない声が遮る。


声のした後ろを振り返るとそこには女の子立っていた。

ブロンズの髪をツインテールに束ね一回転くるっと大きく巻いてある。

髪を束ねる緑の大きなリボンが可愛い。目はエメラルドグリーン。

 見た目は……私より1、2歳下かな?でもなんか品を感じる。お嬢様っぽい。

そうお嬢様だ!


「貴女が火の魔女の燃えカスですわね。特に怨みは無いですけど命令なんで消えてもらいますわ!」

そう言うとお嬢様は肩に掛けてあったポシェットをおろし、大切そうに土が付かなそうな所へ置く。


「天使か……葵、逃げてろ。」

「了解です」

ビシッと敬礼するとお嬢様に背を向ける。

「ちょっ、待ちなさい!貴女、貴女に用事があるの、なんで逃げるの、誇りは無いのかしら!」

「無いです」

即答し再び逃げの姿勢をとる。


「く!バカにして!」

「スプレンディド」

魔法陣から細く長い槍が出てくる。

白い本体に金色の装飾、刃先まで白いのが華麗さを表してるかのようで、お嬢様に似合ってる。


「ウイング」

続いてお嬢様の背中に魔法陣が現れ光の羽が現れる。

 ザッツ!!

槍を低く構えると一瞬で間合いを積めて槍を突く!

「とっ」

その槍の柄を舞が手で掴んで止める。

「なっ!?」

驚くお嬢様。

「あたしが相手するから、かかって来なよ」

私とお嬢様の間に舞が割り込んできて挑発する。

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