初めてのお泊まり会(準備)
次の日も朝から避ける訓練と素振りを繰り返す。なんとなく昨日より動ける気がする。
コンビニで買ったサンドイッチを食べ軽く動いた後、早々に訓練切り上げ夜に向けて買い出しへ向かう。
「夜はハンバーグにしようと思うんだけど良い?」
「ハンバーグ作れるの?アオイ凄い!」
「焼くのが難しいけど作るのは割りと簡単だと思うよ。なんなら一緒に作る?」
「やる、やる!」
ミカは目を輝かせ激しく首を縦に振る。
さっきまで私に棒を振り回していた人と同一人物とは思えない。
そうこうしている内に目的地へたどり着く。
「イイモール」
色々なお店が集まり1つの店舗を作り上げている。
とりあえずここへ来れば大体のものは揃うしブランドやファッションも最先端の物を手に入れやすいまさにイイところだ。
「ひとまず材料を買おう」
そう言ってカートにカゴを載せる。
「私が押す!」
ミカが勢いよく挙手するので任せることにした。
材料を選んでる私の後ろを目をキラキラさせてカートを押しているミカ。
その容姿のせいもあって凄く目立つ。周りから「あの子可愛い」「ヤバい、天使みたい」
とか聞こえてくる。
注目を浴びながら、なぜか自慢げな私は買い物を済ませた。
なんとなくミカを見て気になったので
「そう言えばお泊まり用の道具とか持ってきた?魔方陣に入れてるの?」
「あぁそれなら収納してあるよ」
「へぇ~便利だね。私もそれ使えないかな?」
「魔女は使えるのかな?普段どんな生活してるとかわからないしなあ。魔女を見たときは死を覚悟しろ!って言われてるぐらいだし」
「なんか聞けば聞くほど魔女が分からなくなるよ」
苦笑する私。
「そう言えばミカのパジャマってどんなの?」
「ん?パジャマ?」
「そう寝るときに着る服」
「ああ寝るとき、そのまま服で寝るか裸だね」
「えっ、そのまま?裸?」
「床とか地面に寝るときは今着てる服とか制服で、ベットなら裸だよ」
「ミカ……今日はベットで寝る予定だけど裸になるの?」
「あーアオイの前だと恥ずかしいし、この服かな?」
私は決心した。
「ミカ、買い物もう何件か行くよ」
「もう食材買ったけどまだ何かいるの?」
キョトンとするミカの手を取り私はモール内にパジャマ、ついでに下着を求めて走り回ることになる。
それから2時間以上、ミカに色々な服(もはやパジャマ関係なし)着せ1人で悶えることになる。
このときの私をミカは後に
「悪魔みたいだった」
と語る。




