終話 『梓刃那子』
「……それっきりか?」
「えぇ、サッちゃんとマリアは、それっきりよ」
「結局マリアってのは、何者だったんだ?」
「どうでもいいことよ。ラーメン好きな天使のことなんてね」
「天使……? 天使マリア……ま、まさか! ……いや……たしかに、今更どうでもいいか……。そして、こうなったわけだな」
探偵が何枚かの新聞と週刊誌の切り抜きを、布団に広げる
【「漫画家・西園寺ユリ、BLジャンルで大ブレイク!」】
【「女優・坂下るりか、ハリウッド映画のヒロイン抜擢!」】
【「【書籍、主婦の知恵・高橋美冬の極上レシピ】 ミリオンセラー!」】
【「現代のマザーテレサ・名城祐子の秘密に迫る!」】
【『宗教団体・幸真教』衝撃の解体!? 元教祖、樹神房江氏、独占インタビュー】
【「稀代の敏腕社長・別宮刃那子、突然の退陣!?」】
「さぁ? 知らないわね。じゃあ行くわ」
背を向ける刃那子。
「オイ、刃那子……っとすまん、名前で呼んじまった。かといって名字は……」
「別にかまわないわ。好きに呼んでちょうだい。で、なによ?」
落ち着いた顔で振り返る刃那子。
「そうか……ようやく親父さんと……。――もう、会社も辞めたんだろ? これから、どこへ行くんだ?」
「どこへですって?」
そう言った刃那子を見て、探偵は息をのんだ。
(あぁ、ちくしょー。やっぱりこいつ、いい女だな……)
「あの子と約束したのよ? 決まってるじゃない」
今まで見せたことのない柔らかな笑顔で、刃那子が言った。
「”幸せな未来へ”よ」
~FIN~
★ 物語を終えての作者、後書き (蛇足&宣伝)
『別宮刃那子の覚悟』(新題:復讐の刃那子)は、これで終了です。
サッちゃんとの約束通り、主要人物は皆幸せになりました。
ちなみに、探偵の銀行口座には、ものすごい金額が振り込まれてます。
退院して、びっくりすることでしょう。
サッちゃんのお母さんは、宗教団体解体後、残った信者と共に健全なボランティア団体を設立します。
未回収のサブプロットとして、刃那子さんのお父さんの話があります。
貧乏な実のお父さんと、お金持ちな今のお義父さんの話です。
刃那子さんは実父を『お父ちゃん』と呼びます。
実父は刃那子さんを『はなこ』と呼んでいました。
刃那子さんが名前を呼ばれると切れる理由が、実の父にあります。
その実の父との確執を解消し、お金より価値のある物を見つけるというサブテーマを入れることができませんでした。
申し訳ありません。
(※このサブストーリーが、探偵との最後の会話につながり、、刃那子さんが名前を呼ばれて切れなかった理由となります)
プロット形式じゃなく、ちゃんと書き上げたかったです……。
もし、この物語を読んで、少しでもなにかを感じ取っていただけた方は、どうかブクマ及び評価でお知らせ下さい。
あと、別件で恐縮なのですが、ぜひ新作をご覧になってみてください。
一見、俺tueeeeのハーレム物ですが、濃厚恋愛ヒューマンドラマに仕上げてみせます。
しかし、それも皆様の応援なくしては、実現が叶いません。
なので、新作の方もおもしろいと思っていただけたなら、ブクマ、評価にて応援お願いします。
とくに評価ポイントは、10ポイントもあります。
あつかましいお願いとは存じておりますが、それを押してお願い申し上げます。
そして、このように、中途半端な構成で物語を仕上げてしまったことを、深くお詫びします。
次こそは、みなさんの期待を裏切らない物語を書ききってみせます。
応援ありがとうございました。
平成31年3月30日(土) 19時23分 鷲空燈
以下宣伝)
平成31年3月30日(土)に、新作
『うちの兄が魔王討伐した件について!?~出戻り最強賢者の訳ありハーレムな日常~』
を投稿開始しました。
本作を楽しんでもらえた方には、確実に気に入ってもらえる作品です。
本作でブクマや評価をつけるに至らないと思われた方にも、ブクマ評価をしていただくべく書きました。(今も書いています)
本作はポイント不足のため打ち切りでした。
新作の方をブクマ、評価で応援していただけると幸いです。
特に評価を、どうか、よろしくお願いします!
絶対に面白いので、ぜひ読んでみてください!




