第二話[影島1]
こんにちは、オロボ46です。
今回は青い人格の設定と、影島さんについてです。
・・・{青い人格}、身近にあるようで以外とよくわからない彼らのことについて改めて知っておこう。
青い人格、それは30年前からその存在が確認されている{人格生命体}。
彼らは人間に寄生する前は細菌と同じ大きさになっており、この時はまだ人格らしきものを持たない。
人間に例えれば胎児の状態であろう。
彼らは他の細菌と共に人間の体に入り、そしてほとんどは白血球によって殺菌される。
彼らが人間に寄生し、その命を手に入れるにはいくつかの条件がある。
・宿主が母親の体内にいる胎児だということ。
・その胎児と母親が抗体を持たないこと。
彼らが侵入したのが妊婦だった場合、へその尾から胎児に侵入し、寄生する。
この時、抗体があると寄生できずに殺菌される。
寄生対象が胎児なのは恐らく、脳が彼らにとって寄生可能な大きさだからであろう。
たとえ抗体を持たない者でも出産間近の胎児の場合は脳が彼らにとって大きすぎる為、
寄生し損ね、殺菌されるのであろう。
しかし、彼らに対抗する抗体はどのように産み出されるのかは未だ不明である。
さて、彼らが寄生した宿主の誕生の後、彼らは宿主の成長にあわせて精神的に成長、
宿主と時を同じくして人格を成立していく。
この時の宿主の脳は、一部が青く染まっており、その染まっている場所によって宿主との関係が異なる。
例えれば、意識や記憶を共通するかしないか、
性格や価値観が宿主と似るか全く反対になるか、
どのような性格になるか・・・
週刊誌の特集ページを読みながら、[影島 俊]は時間を確認した。
「もうそろそろ開店だな。」
カウンターから離れ、開店の準備をした後、影島は扉の外側にある[close]の看板をひっくり返し、[open]にした。
そしてカウンターに戻り、先ほどの週刊誌に手を伸ばした時、一枚の写真が目に入った。
9年前から同居している姪っ子が写っている。今頃、姪っ子は高校に登校しているはずだ。
影島は改めて週刊誌のページをめくった。
カランカラーン
影島が経営する喫茶店[青脳]に客が入ったことを知らせるベルが鳴ったのは、
開店してから30分後だった。
いかがでしたか?
影島さんの経営する喫茶店[青脳]にお客さんが来たようですが、
どうも何か訳ありのようですね。
時話はそのお客さんの視点の予定です。




