烈火の饗宴 -14-
その時、静かに部室の扉が開き、海斗と詩音が部室に入ってくる。
「飲み物、こいつで良いか?」
そう言ってスポーツドリンクを投げ渡そうとしてくる海斗を手を上げて制す。
「いや、やっぱ俺はいい。特に今日も事件は無さそうだからな。それは蒼井がもらっても構わん」
早々と告げると、翔は部室の扉を開けて帰路につく。残された3人のうち、海斗と詩音はポカンとしている。そして、千野は完全にムキにったらしい。
「あぁー!イライラする!次は絶対私が先に事件を解決してやるんだからね!」
などと口走りながら手のひらで机を叩き、高らかと宣言する。
「私こそ、秘密探偵部のリーダーなんだからね!」
その頃、学校から出て家に帰る翔はふと傾いた夕日に目をやる。夏が終わり、秋が始まる。木の葉の色はまだ変わらないが、幾分か外は涼しい。秘密探偵部の活動はこれからさらに活発になって行くだろう…。
「…探偵ごっこも楽じゃねぇな」
そう呟く翔の口元は微かに笑みを含んでいた。
ようやく最終話です。あまり文章は上手くないので、多分犯人の想像がしやすいサスペンス物になってしまった気がします。ですが、楽しんでいただけたのなら幸いです。あまり読んでいても楽しくなかった、という方も、ここまで読んでくださってありがとうございます。気力が残っていれば別編書くかもしれないです。もし希望があるなら何なりとお願いします!では、改めて、ここまで読んでくださってありがとうございます!




