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烈火の饗宴 -8-
「面倒なもんは面倒なんだ。全く、これだから騒がしい連中は…」
「なっ!? 騒がしいって…」
「そうだ、なんか喉が渇いた。自販機まで行くのは面倒だし、蒼井、ちょっとスポーツドリンクでも買って来てくれ」
千野の声を無視して振り返り、海斗に小銭を渡す。その中には紙切れが一つ混じっていた。不思議そうに翔の顔を見ると、その顔は、海斗が今まで見て来た中で一番真剣な表情をしていた。
「ったく仕方ねーなー、貸し1つだぜ」
何かを感じ取ったのか、一声言い残すと、海斗は部室の外へ出る。そして、小銭と共に渡された紙を開く。そこには、『大橋の足止めを頼む』と記されていた。
「貸し2つだな…」
ぼそりと呟き、詩音がいるであろう教室へと駆ける。




