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烈火の饗宴 -2-
午後7時半。渋々祭りに行くことになった翔は、商店街の入り口で他の3人と合流し、出店を回っていた。
「お祭り楽しいですねぇ」
「ま、翔はそうでもなさそうだけどな」
「楽しい訳がないだろ。本来なら飯食って寝てる所だ」
「あんた夏休みの間どんな生活してたのよ…」
4人で他愛もない話をしていると、突然場の雰囲気が変わる。周囲の人々がざわつき、商店街の奥の神社に向かっている。
「何かあったのか?」
「行こうっ! 何か事件かも!」
不思議そうに首をかしげる翔の腕をガシッと掴み、千野が真っ先に駆け出す。




