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探偵ごっこも楽じゃねぇ!  作者: 青色蛍光ペン
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夕刻の響曲 -5-

音楽室。学校の怪談には必ずと言って良いほど含まれる教室。肖像画がこちらを睨みつけるだのピアノが勝手に鳴り響くだの、なぜ音楽室はこれほどまでに不気味な印象があるのか。やれやれと首を傾げながら翔は早速調査を始める。


「…とは言っても、やっぱりなんの変哲も無いピアノだ。まぁ、細工があればすぐ気付かれるか…」


「木山は幽霊信じたりしないの?」


突然後ろから声を掛けられ、振り返るとそこには千野が呆れたような顔で翔の調査を眺めていた。


「信じるのは信じてる。何百何千とある怪談にもごく稀に本物があるはずだ。そうじゃなければそもそも怪談なんてできないはずだからな」


「じゃあ今回のはそのごく稀の本物って事にはできないの?」


「1000分の1なんて確率なんて当てにならないからな」


「ふぅん…」


2人の調査と会話を聞き、中山は感心するように息を飲む。


「まるで本物の探偵みたいですね…!」


「だろ? 翔は凄いんだぜ? この前だってな…」


「おいそこ、勝手に俺の話を始めんな」


はぁ、とため息をつき、ピアノから離れる翔の後ろで、千野はより入念にピアノを調査するのであった。

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