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探偵ごっこも楽じゃねぇ!  作者: 青色蛍光ペン
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陽炎の鎌鼬 -4-

放送が流れて数分後、2人の生徒が部室にやって来た。1人は剣道部の西村。上が半袖で下は長ズボンのジャージという出で立ちで、大宮の情報と一致している。もう1人は美術部の斉藤。こちらは制服である。


「犯人はこのどっちかって事ね」


千野が犯人候補2人を眺めながら目を閉じて考え始める。そして、すぐに目を開け、推理を話し始める。


「犯人は西村君ね。まず、服装が一致してるし、剣道部なら、気付かれない内に斬りつけるなんて簡単でしょ?」


「馬鹿言うな。剣道部ではそんなもの使わんよ。使うのは竹刀だけだ。それに、俺はあの時剣道部の休憩時間が終わるギリギリの時間だったから近道として中庭を通っただけだ」


千野の推理に対して自ら否定する西村。そうね、と再び考え始める千野に詩音がアドバイスを飛ばす。


「それに、もし本物の刀なんて持ち歩いていたりしたら、目立っちゃいますよ。犯人が使ったのは小さな刃物のはずです。例えば、包丁、ナイフ、カッター、はさみ…」


「いや、とりあえず包丁は無い。それとナイフもだ」


詩音の言葉に対してすぐに翔が否定する。どうしてですか、と聞く詩音にさらに説明を加える。


「この学校では、調理実習以外の時間に家庭科室は使われない。その間は、家庭科室の先生が鍵を持ってるんだ。だから、生徒が家庭科室に入るなんてまず不可能だ。そして、今日の1時間目の直前に抜き打ちの持ち物検査があっただろ?」


「なるほどな、じゃあナイフなんて持ってる奴は既に生徒指導行きってわけだ」


海斗の言葉に、みんな揃ってなるほど、と頷く。

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