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最小の逃走者 -7-
これには流石に誰も反論できなかった。そんな中、村沢は目をキラキラさせながら翔の手を握る。
「ありがとう! 本当にありがとう! また新しいのを探しに行くのはかなり面倒だからね」
大事そうにダンゴムシを手作りと思われる手のひらサイズのケースに入れながら礼を述べる村沢に思わず翔は質問を飛ばす。
「どこで捕まえたんだよ、それ」
「ああ、中庭だね。結構草が多いからあまり入りたくはないんだけど、こんなに可愛い子と会えるならまた話は別だね!」
三滝高校の中庭は一言で言うと広い。そして、その中に大量の種類の植物が植えられている。ちらりと中庭に目をやると、腰よりも高い高さの植物も植えられているらしい。
「じゃあ、僕はそろそろ帰るよ。本当にありがとう! 感謝してるよ!」
ケースを抱えながら小走りで立ち去る村沢の後ろ姿を、4人はなんとも言えないような気持ちで眺めるのであった。




