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90ページ 救援要請。

 高校生勇者が帰還できた理由は魔王さんが解明した。

首にかかってたペンダントが魔道具だった。

死亡必至の時にのみ一度だけ発動する帰還用の魔法陣が組み込んであったそうだ。


召喚された世界で仲良くなった女の子の神官が自分のお守りをくれたんだそうだ。

なるほど、お守りにふさわしい魔道具だねぇ。


使用者がその世界の中の人間ならその世界だけで作動したはずだ。

高校生勇者は異世界人だから異世界ココまで送られちゃったわけだ。

多分造った人にも予想外だったと思う。


死亡必至状態までやられたのに高校生勇者は召喚された世界に戻りたいそうだ。

ドラゴンをあのままにしておけないし仲間のことも気になると言う。


でもこの人、ダチ勇者よりレベルが低いんだよ。

コレでよくドラゴンを相手にする気になったと思う。

カ〇仙人な神様のペットだったアノ地竜でもハッキリ言って無理! 


まあ、召喚一回で滞在期間の割には高いとは思うけどね。


また召喚された世界に行かせてもらえるかどうかは置いといて

リハビリを兼ねて体育館で特訓することにした。


チャラ男父が来て手伝ってくれた。

勇者のレベルはまだ低いけどスポーツな武道の経験があるせいか

リハビリにはピッタリだった。

なんだかチャラ男父のレベルアップにもなるみたいだった。


バイトなあの人は渋っていたが向こうの異世界の神さまも

ドラゴンにてこずってたそうで正式に救援要請が来たそうだ。

ただし師匠な勇者さんに。


確かに師匠な勇者さんなら一発だろうけどあの人は異世界間移動ですら

ホントは制約が多すぎるくらい多い。

つまり許可まで時間がかかる。

許可無しでも移動はできるけど後が面倒らしい。


なので〔勇者の弟子〕が行ってみることになった。

オレ・ダチ勇者2人(剣士は親と旅行中)・イケメン神官・そして高校生勇者。

案内係がいると行動しやすいからね。


移動は体育館から。

ココからだと帰還した時に時間があまりズレないので余計な言い訳の必要がない。


聖女な奥さんが見送ってくれた。

「無理しないで気を付けて」


異世界についたらカメレオンオヤジの魔王さんが背中に張りついていた。


「あー、ちょっと面白い魔道具だったんでもっとないかなぁ……

って思ってね。」


……心配だから付いて来たって言わないところがカワイイと言うか、

憎ったらしいと言うか……


まあ、大人の保護者も付いて来たことだし行こうぜ! ドラゴン退治!!! 

 レベルが高くても一応子供ですからねえ。

ここはやっぱり保護者同伴でないとね。

子供だけだと妙な方向に暴走しかねないし。


聖女な奥さんが裏で糸を引いてるんですけどマモルくん気づいてません。

まあ、強制したんじゃあなくて促した程度なんですけどね。

一番ヒマな大人って魔王さんですし。


マモルくんに張り付いてれば他のワルサは

しないだろうという思惑付きです。


ということでドラゴン退治、がんばってねぇ~~。

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