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89ページ 聖女の力。

クラスメイトの魔法使いに呼び出された。

魔族の神さまのところに召喚された連中の一人だ。

〔手品〕のことで相談したい事があると言う。


相談事ならオレよりイケメンだろう。

そう言ったが「じゃあ、二人で来てほしい」と言う。


呼び出されて行ったらなぜかソイツの家ではなかった。

別のクラスの友人の家だという。


〔手品〕がバレただけかと思ったらそこには〔勇者〕がいた。

友人の兄だという高校生。

なんとかしてほしいと泣きつかれた。


でも、コレは……オレでもイケメンでも無理だろう。


右腕と右肺、多分肝臓も半分くらい無い。

右足の膝から下と左足が全部取れている。


それでも正気を保ってる……

傷自体は回復魔法で塞がってはいるが……


召喚されて〔ドラゴン〕と戦ったんだそうだ。

深手を負わせたはずだがこっちもこの有様で仲間がどうなったのかも分からない。


トドメを喰らったハズなのになぜか家にこの状態で戻っていた。

無くなった手足のことはともかく戦闘の結果がどうなったのか

せめて知りたいと本人は言う。


ソレはかなり難しいかもしれない。

バイトなあの人にお伺いを立てないといけないだろうし。


ともかく師匠な勇者さんに相談してみようということになった。


魔法使いと勇者弟にかわりばんこに背負わせてビックリマンションへ運んだ。

モチロン隠蔽をかけたしフード付きのコートも被せたから見られても

誰にも分からなかったと思う。


ちなみに勇者(高校生)の親は海外へ単身赴任中。

母親は久しぶりに会いに行ってるとかで親戚のオバサンが時々様子を

見に来る程度だそうだ。


さすがにあの状態は誰にも見せられないから状況的にはありがたかった。


師匠な勇者さんは異世界へ出張中。

最近上のかみさまからの依頼が増えたそうで忙しいらしい。


聖女な奥さんが体育館に運ぶようにと言う。

あそこなら力が使いやすいし余波も漏れにくいのだそうだ。


聖女だとは聞いてたけど彼女が力を使う処は見たことが無かった。

遭難者の商人のお兄さんも師匠な勇者さんが治してたし。


欠損部位が見る間に復活していくのは

スゴイといえばスゴイ……キモイといえばキモイ。

復活スピードは勇者さんのほうが早いけど。


魔法使いと勇者弟にはしっかり口止めする。

まあ、言ってもだれも信じないだろうけど。


聖女さんが暫く高校生勇者を預かりたいと言った。

復活した欠損部位が体になじむまでちょっとかかるしバイトなあの人に相談して

彼が召喚されたことの影響やら結果やらを調べる必要もあるようだ。


なぜこっちの世界に帰還できたのかも分からないしな。


魔法使いと勇者弟は喜んでくれたが面倒ごとの始まりだとは分かってなかった。

まあ、オレ達もだけど……

 あの体育館は多分神殿めいたエリアなんでしょうね。

力が効率よく使えて余波が漏れにくい場所ですから。


聖女さんは最近はマモルくんたちの説教担当でしたから

やっぱりちょっとはイイ所も見せたいですよね。

ガミガミおばさんにはちょっとまだ早いお年頃。

まあ、相手がマモルくんたちなんで

お説教したくなるんでしょうけどね。

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