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8ページ 詰んだね。

 王女だという女子小学生がしゃべってる間にステータスを隠蔽して書き換えた。


前の世界でバレて逃げ道を塞がれたので色々と自分を調べたんだ。


異言語理解・隠蔽・鑑定なんかができる。

もうちょっと能力を上げるスキルがほしいところだね。

ゲームなら。


だけどオヤジまでは隠蔽も書き換えもできなかった。

モタモタしてる間に勇者を引き受けてるよ。


そんなの安易に引き受けんなよ! 

まあ、召喚でパニックを起こしてないだけマシかもしれない。


「お前と母さんのところに帰らないとな」


普段無口だから何考えてるか分からんオヤジだけどこんなことを言われるとなぁ。


ちなみにオヤジはまだ三十代だ。

大学時代にオフクロを引っかけて卒業と同時に結婚して即! オレを作りやがった。

友人達にはまだ結婚できない連中もいるらしくかなりやっかまれてるのは確かだね。


勇者ってオヤジにできるんだろうか? 

陸上を少しやってたらしいけど大した選手じゃあなかったハズだし……


オヤジはレベル1からだから当然訓練だ。

オマケのオレも当然のごとくつきあわされる。

回復魔法で回復させつつシゴくってのはどこの異世界でも定番なのかもしれない。


でも三日やっただけでダンジョン行って来いって無茶ぶりもいいとこだろ! 

お供(見張り)2人付きでもさあ! 


真面目なオヤジは真面目に訓練して真面目にダンジョンを攻略した。

こっそり目立たないように魔法でフォローはしたけど。

風魔法や土魔法は加減で目立たなくできるからね。

まあ微妙な凸凹を造ったり風で体勢を崩したりだけど。


なんとか初級だというダンジョンをクリアした。

見張り二人とオヤジがノビちまったのでオレがボスのトドメを

やらんとアカンかったけど。

勿論オヤジの最後の攻撃が効いたことにしといた。


地上に戻ってそういえば聞いてなかったと思って質問してみた。


あのう……相手って魔王とか魔族なんですか? 


「違う。魔王は罠にはめて倒した。

魔族もほとんど逃げた。

相手はやつらが召喚した『魔族の勇者』だ」


まさか、あのサラリーマン勇者さん? 

あー、詰んだね。

 おとーさん、がんばってます。

エライです。

でも帰れたとして出張はどうすんですかね。

他人事ながら心配になっちゃうなあ。

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