78ページ 大人。
コノ森は魔の森ではなくちゃんとダークエルフの森だそうだ。
ココのダークエルフは別に好戦的と言うわけでもなく
単に肌と髪の色が普通のエルフと違うだけだと言う。
(ちなみにムネは以前の森のエルフよりおっきい。確認した!)
まあ、色合いが違えば同じような人が集まりやすいのは当然で
普通のエルフは別の森にすんでるそうだ。
特別争ったりもしてないらしい。
最初に畑を作りだした時に抗議したそうなんだけど横柄な態度で拒否した上に
攻撃されたという。
う~ん、以前会ったお姉さんの話と微妙に違うなあ。
ココはあのお姉さんの世界とは似てて違う所なんだろうか?
でもどう見てもアレは残念ロボだよね。
ココって魔族はいます?
居るそうだ。
ただしココとは反対側の端の国境の向こうで人の国とは只今冷戦中。
以前の召喚であのゴーレムに会ったことがあると言ったら
まあ当然だろうけど驚かれた。
搭乗員はココは魔の森で魔族が住んでると思ってたと聞いて
あー、怒ってるねえ。
「ダークエルフはエルフであって魔族じゃあない!」
「それであのロボはなんとかなるのか?」とチャラ男。
ロボはなんともできない。
もう頑丈過ぎて電撃魔法三発でもダメだった。
キズのひとつくらいは付けられるかもしれないけど機能を停止させるのは
難しいと思う。
「前回はどうしたんだね?」とチャラ男父。
おや? 意外と冷静ですね。
大人ってファンタジーにはあんまり免疫無いと思うんだけど。
「そりゃあ、私だってゲームの一つや二つはしたからね。
夢オチかもしれないけど息子が一緒なんじゃあ無様なところは見せられんだろ?
冷静なフリくらいはしとかないとね」
はあ……さすが大人ですねえ。
さっきまで怒り狂ってたのに。
前回は一台だけでした。
一台だけ別の世界のエルフの森に誤転移してたんです。
搭乗員に電撃のダメージが多少入ったようでパニックを起こしてくれました。
脱出ボタンを押して飛び出してきたのでとっ捕まえたんです。
でもアノ台数では全員パニックをおこすとは思えませんね。
「機能を停止できなくても動かなくすることはできないかい。
車だって脱輪したり雪で滑ったりすれば機能は無事でもコントロールできないだろ。
ひっくり返すまで行かなくても動けなくさせられそうな気がするんだけど」
そう言えば前回は半分くらい土魔法の穴に落としたんだった。
動けなくして搭乗員に出てきてもらえば交渉できるかも。
レベル1の勇者でも中身は〔大人〕なんだと実感したマモルくんなのでした。
全部主人公の見てた夢でした! の夢落ち。
なにやら便利そうでやりたくなるんですけど。
やったら負け! な気もします。
おとーさん勇者なチャラ男父。
レベル1でもなんだか頼りになりそうですねえ。
特訓初級コースは今回は無いのかな?




