68ページ 魔王城へ。
アイテムボックスから色々魔道具を出してみる。
実はこれはカメレオンオヤジな魔王さんの作品群だ。
聖女な奥さんにバレそうになったので一時的に
オレのアイテムボックスに隠したんだよ。
まあ、返せとも言って来ないのでそのままになってたんだけどね。
変なのばっかりなんでバレてもそんなに怒られなかっただろうと思うんだけど。
ちょっと目くらましとかに使ってみようかなってね。
あと転移魔法のスクロールを使おうと思っている。
まだ転移魔法は見える範囲にしか使えない。
使える回数も少ない。
魔王城へ乗り込んで魔王さまだけお相手するには
やっぱり転移していくのが一番だろう。
ココの魔族は転移魔法はオレと同じ程度らしい。
その気ならこの神殿とか砦とか乗り込んで来られそうなんだが
そういうところは結界があるんだそうだ。
魔法は使えないはずの獣人族でもそういうのは他の種族に依頼して
設置してると言う。
ふ~ん……となると魔王城も結界はあるんだね。
でも、あのスクロールは魔王さん製なんでそういうのはほとんど関係ないんだよ。
いろいろ準備してたらイケメンとチャラ男が一緒に行くと言い出した。
神さまに頼まれたのはオレだと言ったが
「オレ達も勇者の弟子だ!」と言って聞かない。
なのでいくつか魔道具を渡して万が一の時は逃げられるようにした。
得物はそれぞれマジックポーチに入れてあるそうで特に準備しなくてもよかった。
魔族の捕虜から魔王城の位置と大体の構造を教えてもらう。
下っ端が知ってるのって大したことは無かったけど。
そうして転移スクロールで飛んだ。
出た場所は魔王城のテラスみたいな場所だった。
当然警備の兵士に見つかった。
獣人の国に召喚された勇者です。
魔王さまにお目にかかりたいんですが。
兵士さん達って聞く耳持ってないなあと思いながらあしらってたら
貴族な感じの魔族の一声。
「王がお目通りを許可された。御前に進まれよ」
あー、会ってもらえるんですね。
ちょっとは好奇心を刺激したかもしれない。と
ノンキなことを考えているマモルくんなのでした。
あー、残念だねえ、カメレオンオヤジの魔王さんの本体の
魔王城にまだ行ってないんだよね。
行ってれば比べて楽しめたのに。
面白半分で神様も無視して世界を席捲してる魔王さまです。
カメレオンオヤジな魔王さんに似てるかも~。




