66ページ 魔族な神さま。2
なんとか神様に頼んで帰してもらおうと思ったのにでてきたのは魔族な神さま。
あのー……
「言いたいことは分かっている。
確かに私は魔族だが魔族だけの味方をしてる訳じゃあない。
世界のバランスを考えないといけない管理神だからな。
魔族だけの世界になっても困るんだ」
「帰還願いは分かるのだが勇者をやってほしい。
アノ勇者の弟子ならぜひともお願いしたい。
このままだとホントにヤバイんだよ。
なのに魔王は面白半分だ。
自分が最強の魔法使いだと思い込んでる。
神託を何度も下したんだがソレすらも無視してる!」
「君に憑いてるアレの前世ほどの強さは無いから君でもなんとかできると思う」
えーと……神罰とかは?
「この世界も君の世界のように制限があってね。
同じモノではないんだが。
つまり神罰のような介入はできないんだよ」
ココの世界の方々で何とかしてほしいんですけど。
「できてれば召喚なんかさせてないよ。
バイトなあの神は勝手に召喚されるのをいやがってるけど
それでアチコチの世界が助かってるのも事実だからね」
させてないよって……召喚はこの神様が〔させた〕のか。
はあ、師匠な勇者さんだったら〔簡単なお仕事〕なんでしょうけどねえ。
もし、魔王を倒せたら元の世界に送還してもらえるか聞いてみる。
「やってくれるなら確実に帰してあげよう。
他にも報酬を用意してもいいが?」
あー、いらないです。
アノ元の世界に帰れば欲しいモノはそれなりにあります。
モノがありすぎるのも重荷ですから。
なんだか微妙な顔を魔族の神様はしていたが「よろしく頼む。」
と言って消えてしまった。
安請け合いはしたくないんだけどなぁ。
ともかくココの魔王さまをなんとかすればいいんだよね。
クラスメートは放っておいて魔王だけ攻略しちゃおうかと
考え始めちゃったマモルくんなのでした。
そう上手くいくのかね?
ふ~ん、魔族な神さまでもえこひいきはしないんだね。
魔王が面白半分で神様の神託も無視だなんて多分
神罰が来ないことが分かってるのかもねぇ。
マモルくんで敵う相手だといいんですけどね。




