64ページ 十五人。
義賊の勇者はオレ達は帰ったものと思ってたらしい。
みんな居なくなったのでコッソリ持ち込んだ
デスマーチ寸前な仕事(ゲーム制作)をこなしてたそうだ。
勿論アノ中の時間と外の時間が違うのを利用して。
はぁ、どんだけ仕事に憑りつかれてるんだか。
サラリーマン勇者さんには内緒にしといてくれと言うので
出来上がったらモニターということで優先でやらせてくれるように交渉。
オッケーだよね、モチロン。
そこで気が付いた。
ココでゲームやってたら勇者さんでも怒るだろうけど勉強会ならどうだろう。
ココでやった分、外での時間が確保できちゃうってことだよね。
一夜漬けで苦労しなくてもイイかもしれない。
上手く行けばボランティアも確保できるだろうし。
今度試してみよう……ムフフ。
バイトなあの人の〔お迎え〕が結構時間がかかったのは
別の枝だったせいだそうだけどあの人が移動するのには
いろいろ制限があるんだそうだ。
「わざわざ移動しないでオレ達だけをこっちへ
送還してもらうってできないんですか?」と聞いてみた。
「えっ!?」
ちょっと固まってたね。
あー、どうやらそんなふうには考えなかったんだね。
まあ、できる神さまばかりじゃあないのかもしれないけど
勇者さんでも送還はできてたからね。
許可とかの時間はかかるんだろうけど。
「次があったら試してみよう」ということになった。
バイトなあの人もいろいろと忙しいようなので手間が省けるなら
結構なことだよね。
召喚がいつも体育館からなら言い訳は必要ないんだけど言い訳に困る時もある。
選りによって教室からだなんてどうしたもんだろう?
まあ、今回は一人じゃあない。
チャラ男とイケメンが一緒だ。
でも、クラスのヤツラまで一緒となると難易度高いね。
全員だと三十名なんだけど今回は十五名だ。
召喚陣の大きさが教室全域じゃあなかったようだ。
担任と副担任が教壇に居たから全部見てたはずだけど
見てても信じない人っているもんなあ。
全員勇者って訳でもないだろうけどともかく
オレらはいつものように書き換えてレベル1にした。
さて、なんとか無事にクラスメートと元の世界に帰らないとな。
召喚主がモフモフしたくなる獣人さんでもね。
人数が多いと纏めるのは大変だよね。
それはクラスだろうが部活動だろうが同じ事。
同じクラスだからって気の合う人ばっかりじゃあないよね。
まあ家族でも気が合う相手じゃあないこともあるから
他人なクラスメートじゃあ合わなくても当然かもしれません。
さてみんなで帰れるとイイねえ。




