58ページ いきなりキマイラ。
ボコッてやりたいと見回したら召喚者はどうやら
まだガキなドワーフだ。
ヒゲがないからそう思っただけだけど。
パーティは5人なようだけど全員瀕死で転がっている。
比較的マシなのがこのガキドワーフ。
召喚陣はなにやら魔道具に仕立ててあったようだ。
召喚されたのはオレ、ダチ勇者ども3人、イケメン神官そうしてチャラ男。
ココのボスはキマイラだね。
以前やったゲームだとライオンの頭、ヤギの胴体、蛇の尻尾、だったけど
コイツは微妙に違う。
尻尾は確かに蛇だね、尻尾にしては太いけど。
頭はライオンだけど上半身しかない。
ソレがおっきなヤギのムネあたりから生えてる感じだ。
翼がついてるけどゲームじゃ付いてなかったよなぁ。
ヤギの頭もあってちょうど背中のど真ん中当たり。
デザインしたヤツってなーんも考えてなかったとしか思えない。
全然カッコ良くないし動きまでアンバランスだよ。
まあ、それでもこのパーティはメタボロだから弱くは無いだろうけど。
ダチ勇者どもは散開して攻撃開始。
イケメン神官はメタボロな連中に回復呪文を飛ばしてる。
チャラ男はメタボロパーティの回収。
転がってると戦闘のジャマだ!
オレは多分攻撃呪文を唱えてるヤギの頭に最大出力の電撃魔法。
消し炭とはいかないけど黒焦げに。
体のほうにも多少はダメージが行ったようで怯んでる。
連続して土魔法で穴に前足を落として体勢を崩した。
剣士は尻尾の蛇を切り落として頭を両断した。
弓術士はライオンの顔中を矢だらけにした。
槍使いは翼を片方落とした。
こいつはゲームだと火を吹いてたような気がしたので
吠え声とともに開いた口に向かって氷の槍をぶちこんだ。
これで済んだと思ったんだが黒焦げのヤギの頭がまだ生きていて呪文を唱えてた。
チャラ男が気づいて呪文が完成する直前で首を切り落とした。
ダチ勇者どももイケメンもオレも驚いたがなんだか嬉しくなって
みんなでゲンコツを一発ずつプレゼントした。
やるじゃーねえか! チャラ男のくせに!!!
チャラ男は痛ぇー! ヤメロ! とか言いながら嬉しそうだった。
さてボスのキマイラは撃破した。
召喚者のガキドワーフくんにご挨拶といこうか。
逃げ出そうとしてるみたいだけどね。
チャラ男くん入門の成果が出てるようです。
良かったね。
でも召喚主に逃げられちゃうと困るよねえ。
ココがダンジョンの中ってことしか分からないんだし。
さてさてどうなることやら。




