47ページ 依頼。
気が付けば白い部屋でした。
「お前がバイト野郎のとこの勇者か。
あんまり強そうじゃないな」
う~ん、カ〇仙人だねえ、このじいさん。
ちょっとヒゲが短めだけど。
オレは違います。
勇者はこんな感じのサラリーマンさんです。
ココだと全部心は読まれてるそうなのでイメージを展開してみた。
「なんだこりゃ? ますます強そうじゃあねえな」
はあ、すみません。
でもオレの知る限り最強なんですけど。
「なるほど、勇者が二人だったか。
でも二人は転移させられなくてお前だけだったんだな。
しかも途中で術式がバラけたか」
あの、だれが召喚したかご存知なんですか?
「あー、ココの神殿長だ。
オレはヤメロって言ったんだがどうも夢中になると周りのことが
聞こえなくなっちまうんだ、アイツ!」
それで帰りたいんでバイトなあの人に連絡をお願いしたいんですけど。
「うん、もう連絡はした。
勝手な召喚のワビも入れといた。
だがココはオマエんとことは違う枝でな。
来るのに少し時間がかかるんだ」
枝?
「世界樹の枝に決まってんだろうが。
あー、その辺は知らんのか? 。
まあ、別に知らんでも不自由は無いだろうけどな」
なんだかとんでもないことを聞いてる気もしますがその辺は
追及しないでおくことにしましょう。
面倒な気配がビリビリですもん。
オレ、帰れるんですかね?
「バイト野郎が来れば帰るのは簡単だな。
ところで来た以上はその変なサラリーマンとかじゃあなくお前が勇者だ。
勝手だと思うだろうが勇者をやってってくれないか?」
えーと、具体的には何を?
「さっきの地竜の親玉をやっつけちゃってほしい。
オレが介入すると影響が大きすぎてな。
神域どころかこの大陸を全部ぶち壊しそうなんだ」
オレでできますかね?
一応子供なんですけど。
「スマン! 他に候補がいないんじゃあないんだがお前より
ずっとちっちゃいガキなんだ。
あと十年後ならアレでもいいんだが……」
神さま、だいぶお困りのようで。
「そこの魔王が手伝ってくれれば楽勝だろう」
あー、魔王だってバレてますね。
でもいいんですか?
神殿の仕事に魔王って……
「ソイツは珍しいサンプルだ。
それに今はお前の従魔状態だし問題なんかねぇよ」
「神殿長に神託入れとくからよろしく頼む」
そう言うと〇メ仙人な神様は消えてしまった。
地竜か。
空を飛んでないだけ楽かもしれないと思ったマモルくん。
でも、楽な訳ないよね。
竜なんだもん。
〔お迎え〕が来るまでに任務完了と行きますか
乞うご期待ですね。
兄たちの買ってた少年誌のコモドドラゴンの記事を見て
コドモドラゴンと読み間違えてましたよ。
あれはコドモ(子供)で大人になったら
凄いドラゴンになるんだと。
まあ楽しい夢でしたねえ。
ただの読み間違えではありましたが。
勇者と言ったらドラゴン退治。
さてカッコ良くやっつけられますかね?




