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32ページ ハード設定。

 こんな時に相談できるのはサラリーマン勇者さんか魔王さん、

でなかったらバイトなあの人だよね。


でも勇者さんは留守だった。

仕事で出張中。

なぜか魔王さんは残ってた。

憑りつき設定を外すのを忘れてたそうだ。


……………。


もしかしてオレのままなら魔法が使えるとか? 

だからなんで目をそらしてるんですか! 


魔法はココでは使えないけど魔道具を造るのに設定をオレにしとくと

造りやすかったそうだ。

一体何を造ってたんだか……

勇者の奥さんにはまだバレてないらしい。


バレてもこっちにトバッチリなんか来ないでしょうね? 


勇者さんの奥さんにバラしちゃおうかな、と

ひとリごとをつぶやいたらとっても協力的になってくれました。

奥さんの威力ってスゴイね。


イケメンに話してまずは召喚された場所を特定。

図書館の隅だった。


インが分かったのでアウトも魔王さんが特定。

魔王さんの送還陣なら開いた穴もふさげるので一応オヤジには

連絡を入れたうえで探しにいくことにした。


イケメンには待ってろと言ったんだがなにがなんでも一緒に行く

と言って聞かない。

なのでオレについてるのほど強力じゃあないけど迷子マーカーを

つけさせてもらった。


探しにいったのに迷子になられたらシャレにならない。


アイテムボックスの魔法は魔王さんに習っておいたので

食料やら水やら着替えなんかもぶち込んでおいた。

武器なんか身の回りにはないけど向こうで土魔法でも使って造ってみよう。


ダチ勇者どもには居ない間のノートをとってもらうことにした。

全員来たがったがさすがにそうしょっちゅう居なくなるのは

目立ちすぎてマズイ。


イケメンは親戚の葬式ということにしたそうだ。

葬式って……縁起でもないことするなよ。

釣り師なダ〇社員の映画じゃあないんだから……

着いたところは森の中だった。

獣道すら分からない。

魔王さん! 場所くらい選んでよ! 


ともかく第一異世界人を発見しなければ。

サバイバルからだなんてハード設定はゴメンだよー! 

 どうみても足手まといなイケメン神官くん。

そうだと分かってても連れてきちゃったマモルくん。

だんだんタダのダメオヤジっぽくなっていく魔王さま。

さてこのトリオで彼女を発見できるんですかね。

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