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3ページ 魔族の勇者。

 どう見てもサラリーマンなあんちゃんだ。

なぜか肩にはカメレオンが乗っている。


なんとか中学生なことを納得させた。

早生まれの上に未熟児でおまけに病弱だったせいでチビっこいのは認めるけど。


隷属の首輪を見咎みとがめてサクッと壊してくれた。

首輪が無いってこんなに解放感があるとは知らなんだぁ。


魔族側に召喚された勇者だと名乗ってるけどどうみても人間だよね? 

魔族じゃないよね? 

それにその肩のカメレオンは一体? 


クソオヤジな王様の弟は要らぬ侵略戦争を使って自分が王様になろうと

画策したのが判明した。

即! 捕獲! 。ざまあ!!! 


サラリーマンさん……

ソレって誘導尋問っていうやつじゃあ……


サラリーマンさんは王宮から見える岩山を軽く吹き飛ばしちゃったよ。

砦を壊すのもかなり大変だったオレじゃあとても敵う相手じゃあないでーす。


魔族側と人間側の両方が納得するように交渉させるのに成功しちゃうなんて

やっぱり大人ってスゴイと思う。

なんだか間の抜けた顔なんでそう見えないんだけど。


そうこうしているうちに「お迎え」が来た。

サラリーマン勇者さんの知り合いらしくて何事もなく元の世界に

帰してもらえましたぁ。


帰還ポイントがなぜか勇者さんの自宅の玄関なのが驚きでした。


奥さんが美人でやさしくてまたビックリ。

どうやって結婚に持ち込んだんだろう? 


ついたらカメレオンが偉そうなオッサンに変身! 

驚くな! って無理だよねぇ。

ココはビックリマンションかもしれない。


一晩泊めてもらって次の日送ってもらいましたぁ。


アノ異世界に一週間くらい居たはずだけど結局こっちでは3日だった。

せっかくの休みがあのクソオヤジな王弟のせいで潰れちまった。


自宅のベッドで寝ようとしてあの二次元アイドルの抱き枕さまを

異世界に置いてきたことに気がついた。

せっかく懸賞で当てたヤツだったのに。


夢に出て来たクソオヤジ王弟を蹴とばしてやった。

 見たような勇者ですねえ。

まあ、そこは華麗にスルーしといてください。


抱き枕、置いてきちゃったか。

パジャマはどうしたのかな? 

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