28ページ 発見。
軍資金も入ったので宿を確保。
ベッドがあればいいよね。
お風呂は共同浴場に。
まあ、お風呂屋さんだね。
さて、ダチ勇者どもを見つけるためには噂話を集めないと。
でもオレって一見小学生だからなあ。
酒場なんか行ったら目立ちすぎだよね。
ということで街中を散歩兼情報収集中。
市場のウワサ。
お風呂屋さんのおしゃべり。
ギルドのロビーのケンカ。等々。
風魔法の熟練度は上がって来たね。
う~ん、あんまりよくわかんないけど魔王と魔族は何年か前に
北の山脈の向こうに勇者が追い出したそうだ。
勇者……いたんだね。
じゃあ、なんで連中は召喚されたんだろう?
魔族が暗躍してるなんてことも無いようだし
魔王に対抗できるだけの勇者ならアイツ等なんかより
レベルはずっと高いはずだよねえ。
ダンジョンはほとんどを国が管理してて今のところ大きな危険も無し。
国も魔物が出ない訳じゃあないけど安定してる。
ますますダチ勇者どもを召喚する理由が無い。
だけどどうやら王都の近くの街にいるらしい。
でも召喚主が分からない。
異世界の人間がソコにいるらしいというあやふやなウワサだからなあ。
でも他にソレらしいのは無かった。
行って索敵してみればアイツ等かどうかは分かる。
王都まで馬車で一週間らしい。
乗り合い馬車は無いというので隊商の護衛の仕事を受けることにした。
といっても見かけは小学生なので魔法が使えることを強調して
実演もして潜り込んだ。
隊商のやさしいお姉さんたちが馬車の端っこを空けてくれたので
歩かずに済んでいる。
歩いても平気なんだけどね。
一週間ならほんのご近所だとギルドの担当は言ってたけど
盗賊やら魔物やらまあ盛りだくさん。
これで国は安定してるって本当かねぇ。
でも、索敵してるので襲撃は事前に感知。
分かってると迎撃って簡単だよね。
他の護衛さんたちからすっかり便利なレーダー扱い。
見張り当番の割り当て多くない?
魔法が使えるってことにしてあるので
ええ! 使いましたよ。盛大に。
やさしいお姉さんたちを怖がらせるヤツラなんぞ同情の余地なーし!
でも魔王さん、遊んでません?
なんだかイジメて喜んでるみたいに見えちゃうんだけど。
王都に着いてお姉さんたちとはお別れ。
子供ひとりなんで心配してくれたけどココで大人の仲間と
落ち合うことになってるということで安心してもらった。
やさしいお姉さんたちだったなぁ。
王都まで来たので索敵してみる。
ダチ勇者どもは郊外の砦にいた。
コレは王都の防衛用なのかな?
ともかく発見したよ。
コレで帰れるな。
でも、なんか強そうなヤツが一緒にいるようだ。
コレってもしかして勇者なんだろうか?
ともかく覗きに行ってみよう。
すぐにでも連れて帰りたいんだけどなあ。
見た目小学生で健気なイメージのマモルくん。
お姉さんたちがやさしくしたくなる要素満載です。
しかもイザとなったら魔法をうちまくって
守ってくれるなんてもうお値打ち品だね。
さて見つけたダチ勇者どもと無事にご対面と
いきますでしょうか?




