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24ページ 植林。

 祈っていたらいつのまにか周りが真っ白になっていた。

はて? 神殿にいたはずなんだが?   


「神殿ですよ。体はね。

ココはあなたの夢の中のようなものです」


目の前に同い年くらいのきれいな男の子が立っていた。


「まずはお礼を。

あの異世界のゴーレムを止めてくれてありがとう。

私はココの管理神ですが直接的な介入があまりできないので困ってました」


「勇者の召喚はあまり褒められたことではないのですが

今回はお礼を言うしかないです、勇者殿」


魔術師に書き換えてあったのもちゃんと分かってたらしい。


「バイトなあの方への連絡はもう済ませました。

以前にも迷惑をかけちゃってるのでちょっと気が重かったですけどね。


あのゴーレムの女の子も元の世界に帰すのに協力して下さるそうですから

心配いりません。

転移事故ですからそれほどかからないでしょうがちょっと時間が必要です。

手続きとかありますので。

詳しいことはバイトなあの方に聞いてください」


そういって軽く会釈して消えてしまった。

消えたと思ったら自分が神殿に居るのに気が付いた。


う~ん、きれいな男の子だったなあ。

イケメンとも違う、なんというか清浄な綺麗さというか。


いろいろ言ってたけど、アレってお告げなんだろうねえ。

エルフさんに話したら驚いていた。

お告げをいただいたことがあるのはもう三百年も前のことだそうだ。


ともかく帰れそうなのでお姉さんにもお告げを教えた。

時間がかかってもやっぱり自分の世界に帰りたいそうだ。

そりゃあそうだよね。


お姉さんが破壊した森はエルフさん達はそのまま元に戻るまで

ほっとくそうなので植林とアグロフォレストリーを教えてみた。


アグロフォレストリーは森林農業とか混農林業とか

いうもので要するに木を全部切って畑にするのではなく

木々の間で家畜の放牧や農作物の栽培する。


木々があると光がさえぎられて作物が育たないと思うかもしれないけど

光が強すぎるとかえってダメな作物も多い。

木の作る影で適度な光量にしようということだそうだ。


まあ、テレビの受け売りなんだけどね。


エルフさん達は植林なんかしたことがなかったらしい。

大陸全体が森なんだから植林なんか必要も無かった

ってところだね。


アノ残念なロボは壊れてなかった。

搭乗員のお姉さんには間接的ながらダメージが入ったので

パニックを起こして脱出ボタンを押しちゃったらしい。


どんだけ頑丈なんだコレ! 

見た目はとーっても残念だけど。


なのでエルフさん達を手伝って植林作業に使ってる。

森から若木を集めてきて植えこんでいた。


そうこうしているうちに〔お迎え〕がきた。

なんとサラリーマン勇者さん。

バイトなあの人は彼女の手続き中なので代わりに来てくれたそうだ。

ありがとうございます。


彼女にもうじき帰れることを告げて元の世界に帰った。

お礼を言われたがソレはバイトなあの人に言ってください。


それでもお礼をしたいと言うので彼女の持ってた携帯食をもらった。

ひとつ食べた三三日もお腹がすかなくて困った。

三食じっくり楽しみたい派なんだよね。


帰ったらダチ勇者どもがあのヌルゲー改訂版の情報をネットに流しまくっていた。

くっそーっ! オレもやりたかったのにーっ!  

 ダチ勇者どもは、マモルくんがいなくなっても

あまり心配してませんでした。

迷子マーカー付きだってバレちゃってますからねえ。


なので居ないスキにやりたい放題やってます。

カメレオンオヤジが煽ってました。


勿論聖女な奥さんがお説教かましたりしてます。

あー、平和ですね。

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