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19ページ マーカー。

 バイトなあの人の今度のお供はヒゲオヤジ。

結構筋肉モリモリなタイプ。

どうやらココの神様らしい。


お仕置きと警告にやってきたそうだ。


「君ってしょっちゅう召喚にひっかかるから試しにマーカーを付けといたんだ。

勝手につけちゃってゴメンよ」


迷子予防の〔魔法のマーカー〕の強化版だそうだ。

〔迷子〕って……

ダチ勇者どもの笑うこと笑うこと。


コラ! そこのゲンコツ女子とイケメン! 

お前らまで笑うんじゃあねえ! 


いつもはサラリーマン勇者さんが帰してくれたが今回はバイトなあの人が

わざわざ〔お迎え〕に来てくれたらしい。

ありがとうございます。


アノ世界には五日の滞在だったけど戻ったら五時間経過しただけだった。

午後の授業をフケたことになってしまった。


バイトなあの人が不在時間をできるだけ

短くしてくれたんだそうだけどお説教が来そうだ。


ゲンコツ女子とイケメンは戻って来れただけ良かったと言ってた。

連中は成績がいいから先生方もあんまり文句言わないんだよな。

ちょっと羨ましいゾ。


僧侶な先生がかばってくれたけど先生も所在不明だったからなぁ。

あんまり効果は無い気がした。

でもまあ、アノ国の連中にオレ達のために抗議してくれたんだから

それだけでもありがたいと思わなくちゃね。


親にも連絡が行った。

まあ、ちょっとした注意くらいだったけど。

学校を抜け出して遊びに行ったことになっていた。

〔遊び〕にしてはハードだったけどね。


オヤジに「アレか?」と聞かれた。

頷いたらなにも言わなかった。


オフクロはキャンキャン吠えたがオヤジが庇ってくれた。


「もうちっちゃな未熟児じゃあないんだ。

そこまで心配しなくても大丈夫。

ちゃんと分かっててちゃんと帰ってくるよ」


「それにそんなに興奮すると君にもその子にも良くないよ」


は?! その子? 


ってまさか!? 


「うん、いささか間が空きすぎたけど君に兄弟が……ね」


オヤジもオフクロもまだ三十代だ。

できても不思議なことなど無い。

でもこんなに長いことできなかったのに……


アレか? 異世界の体験がオヤジに何か影響したのか? 

二人とも嬉しそうに恥ずかしそうにしてるから、まあいいか。


弟か妹がいれば万が一オレが戻って来られなくなっても

両親を慰めてくれるだろう。

なんだかちょっぴりほろ苦い気分もしたけど素直に喜んでおくことにした。

 バイトなあの方は何度も召喚に引っかかるひとには

召喚除けをつけとくことにしたようです。


でも、それでも召喚されちゃうマモルくん。

なので、迷子マーカーを試しました。

まあ、バッチリ効果が出たわけです。


プププ、中一になっても〔迷子〕だなんて

お気の毒さまでーす。

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