185ページ アルバイト。
今回なんでこのメンバーなのかというとチャラ男に呼び出されたたからだ。
昼飯を奢ってくれると言うのでノコノコ付いて行ったオレ!
反省しろ!
まあ、店についたらチャラ男父とヒーローさんが居て一緒に昼飯となった。
もちろんタダのタダ飯って訳じゃあなかった。
ヒーローさんがノートにまとめてた召喚の話を見た監督。
次回作を練ってあらかた脚本もできたけど殺陣とかのアクションを担当してた
人達の間で内輪ゲンカが勃発!
周りが色々仲裁をしたんだけどこじれるばかり。
とてもじゃあないけど仕事にならないと・・
他の所に頼もうにもこんなギリギリで割り込めるはずもなくなんとか
〔動ける〕人材がいないかと言われてチャラ男父が
オレ達ならできるんじゃないかと言う話になったそうだ。
そりゃあ動けないこともないけど芝居をしたことなんて無い。
「芝居は役者にやらせるけどアクションはちゃんと訓練をしてるヤツでないと
迫力までは無理だ。
体育館の連中はみんな達人級だからな。
ちょっと手本に合わせるくらいなら楽勝だと思うんだよ。
師匠さんと皆に話してみてくれないかな? 」
なんで自分で頼まないんです?
チャラ男父だってちゃんと体育館利用者でしょうに。
「だからコレは根回しってやつだよ。
一番弟子の君からなら話が通りやすいと思ってね。
それに君達の実力がバレかけてもそういう仕事をしたって経験があれば
誤魔化しやすいと思うんだよ。
ちょっと考えてみてほしいんだ。」
う~ん・・それは確かに・・・
タダの中学生が達人級なんだもんなぁ。
ちょっとした拍子にバレないとは言えないよね。
師匠に話を持って行くことにした。
ダチどもにも話してみよう。
みんなヒーローさんを気に入ってたしね。
アクション担当のその他大勢ならバイトくらいの感覚でこなしちゃうだろう。
まあ、そんな話をして送るからと店の脇の駐車場に行こうとしてたら
召喚されてしまったんだよ。
オレとチャラ男父は召喚除けを付けてたんだけど
ヒーローさんとチャラ男は付けてなかった。
召喚主が見当たらなかったから誰を召喚したかったのかは分からないなぁ。
オレ達が召喚されたこと自体がバグだった可能性もある。
でもあのテーブルマウンテンの上の召喚陣は壊さずには居られなかった。
〔次〕があるのが確実だったから・・
チャラ男がスマホで召喚陣の写真を撮っていた。
バイトなあの人に見せたいんだそうだ。
魔力を自動チャージして自動召喚しちゃうなんてのは確かに初めてだもんな。
人が集まっていたのはやっぱり街だった。
高い城壁が付いている。
入り口らしき門とそこから東西に伸びている道。
道があるなら他にも街はあるってことだね。
さて少し探ってから街に入らせてもらうことにしよう。
なんにしても情報を集めるところから始めないとね。
テーブルマウンテンと砂漠と森と街。
それだけの世界みたいですね。
他にも街があるとするとソコもこのセットなんですかね?
さっさと帰らないと長期休暇もアルバイトも無くなっちゃうかもね。
頑張って帰ってね、マモルくん。




