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184ページ テーブルマウンテン。

 召喚場所には誰も居なかった。

召喚陣はどうやら岩盤に刻まれたものだね。

誰も居ないのになんで召喚陣が発動したんだろう? 

かなりの魔力が大抵のものは必要なはずなのに・・


チャラ男が今まで見たものと違う処を見つけた。

この召喚陣は空気中のわずかな魔力を集めるようになっているものだった。

つまり魔力を自動で集めてチャージが完了するとそれこそ自動的に召喚をしてしまう。


やっかいだね。

でもそんなに何度も召喚する必要なんて普通は無いはずだ。

大体が切羽詰まって召喚する。

レベル1の勇者の可能性が一番高いのに。


誰もいないしココは高い場所だ。

ココだけが高くなっているテーブルマウンテンだね。

周りは半分が森、半分が砂漠。

森側に滝が落ちているので森の水分補給をココの台地が

しているんだろう。


召喚陣は壊すことにした。

一方通行なものだったし次が召喚されるのはできたら防ぎたいと思ったんだ。

みんなも賛成したしね。


そう、あの生贄の祭壇を連想したんだよ。

オレもチャラ男も・・・

一回じゃあなく何度もできるようにしてあるってのがすごく気になったし。


一応索敵をしてみた。

砂漠にはほとんど何もいない。

森には魔物やら獣やらゾロゾロいる。

人の気配は森の向こうの縁に固まってる感じだね。

街があるのかもしれない。


召喚陣を壊したら陣があった理由が判明した。

足元のテーブルマウンテンが動き出したんだ。

スピードはおそいけど動きに巻き込まれたらコトだ。

転移と風魔法で全員回収して逃げ出すことにした。


デカすぎる・・

アレをどうこうしろってのは無理どころ話じゃあない。

やっぱりあの召喚陣は生贄とかのためのものだったんだろう。


滝がある方向にしか森が無いから森の維持のためにアレを

あの場所から動かないようにしてたのかも。

う~ん、、オレ達って自然破壊をしちゃったかもしれない。

でも、異世界からの召喚でこの世界を維持するってのはやっぱりちょっとなぁ。


管理神さまはコレって違反とかにはならないんだろうか? 


テーブルマウンテンはアッチへふらふらコッチへふらふらと言う感じで

ゆっくり動き回っている。

特にオレラを攻撃してくるわけでもない。


なのでほっといてみることにした。


召喚陣は自然にできるモノではないので描いたのは人間だ。

人の居る場所にまずは行ってみることにしよう。

隠蔽と隠密を皆に掛けて風魔法で飛んで行った。

森はジャングルみたいだったからね。


さて、召喚主はどこにいるんだろうね。

 コレって魔物なんですかねぇ?

召喚者が逃げ出したり召喚陣を壊したりとかは想定してないのかなぁ。


また召喚主が見当たりません。

もう召喚するんならちゃんと責任とってほしいよねぇ。


ところでなんでこのメンバーなんですかね? 

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