18ページ クーデター。
今度の召喚でスキルに「索敵」が増えていた。
いやぁ、コレって超便利。
先生の牢屋の場所まで分かっちゃった。
ということでまずは先生の救出。
ダチ勇者の土魔法で作ったカギで簡単に扉もオープンっと。
オレも土魔法は使えるけど細かいのは無理だ。
アイツは結構器用だったらしい。
首輪もチョイと外してオレ達の部屋に隠しておいた。
金はあるって言ってたので宝物庫か金庫かわからんけどソコものぞいてみた。
あったよあったよ。
十倍どこ二十二十倍でも三十倍でも払えそうなくらい。
こんなにあるのに何で払わんのかね?
アホだね。
戦争の経費のほうが高額だったろうに。
宝物といっしょに定番の魔法のカバンを発見!
これに二十倍の代金分(鑑定した。)を詰めて
最後通告にきたドワーフさんに渡した。
王様が怒ったので魔法で拘束。
騎士たちにはダチ勇者が電撃をくらわしてマヒさせた。
風魔法で外からこれ以上入って来られないように
バリアーを造って遮断。
チョチョイと首輪をはずしたらみんなアゴを外して驚いていた。
絶対自分達じゃあ外せないと思ってたんだね。
外せるんだよ~~。
王様の王冠を取り上げて
「王さまやりたい人いますかぁ?」
と聞いてみた。
みんなドン引きだったけど一人だけ手を挙げたのが
まだ小学生な感じの王子さま。
王さまの末の息子で九歳だそうだ。
王さまには隠居してもらって塔のテッペンにお引越し。
新王を補佐したいという貴族は掃いて捨てるほどいた。
その辺は大人の仕事なのでガキなオレ達には手に余る。
なので立候補と抽選でやってもらった。
我こそは! と思ってる人ってそれなりの自信と実力くらいはあるだろうからね。
まあ、ダメなら別の人にすぐ取って代わられるだろうし。
結構王さまに不満が溜まってたみたいであまり文句も出なかった。
ゲンコツ女子と彼氏は呆気にとられてたが
戦闘にかり出されずに済んだのでホッとしてたようだ。
だけどやっぱりコノ国の連中はオレ達を元の世界に帰す方法を知らなかった。
はぁ、そんなことだろうとは思ってたけどハッキリそう言われると
結構凹むなぁ。
魔法が使えなかろうが勇者でなかろうがあそこがオレ達の世界だからなあ。
ココで一生……なんてイヤだ!
と思ってるところへバイトなあの人がやってきた。
へ!? なんで?
やっぱり見た目で油断させちゃってるみたいだね。
子供がクーデターなんて起こすはずないからね。
さて、バイトなあの方の〔お迎え〕が来ました。
おうちに帰りましょうねぇ。




