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175ページ 中間試験。

 中間試験が目の前なので例によってスパルタイケメン先生にシゴカレてます。

逃げようにも監視役なゲンコツ女子は最近またパワーアップ。

う~ん・・監視もスキルにはいるのかな? 


図書館でやろうとしたら阻まれた。

「教室でやってくれ。オレ達にもイケメンを使わせろ。」


いつのまにやらイケメンは教育ツールになってたらしい。

でも、コイツってスパルタなんだぜ? 

ソコんとこ分かってるのか? 


アッチの世界での魔法の特訓で経験済みな連中だけじゃあないのにイイのかねぇ。


・・・イイらしい。

オレ達に耐えられるんなら自分達でも大丈夫なはずだと思っちゃったようだ。


ということで自主勉強会開催中。

なぜか別のクラスの連中も混じってやがる。


イケメンは人数が増えても戸惑った様子も困った様子も見せなかった。

淡々とビシビシと叩き込むように進めるのでみんな逃げるに逃げられない気分に

させられていった。

あー・・毎度のことながら調教されてる気分だよな、コレ。


ええ・・・試験は上手く行ったと断言できまーす。

点数は上がったけどみんなが上がったから順位は同じだよ。

でも、ダチどもは順位も上がってた。

うー・・なんかオレがサボってたみたいじゃないか! 

ちゃんと頑張ってたんだけどなぁ。


それでも試験が終わったのでホッと一息。

もう体育館でのひと時が楽しいねぇ。


気が付けばまた人数が増えている。

バイトなあの人によると留学生だと言う。

勇者と神官だそうだ。

高校生くらいだと思う。


わざわざ異世界まで留学してきたのは神さまに勧められたからだそうだ。

レベルアップが滞ってしまったんだと言う。

指導できる人もいないのでこのままではイケナイと危機感を抱いた神さまに

言われたと。


ん~・・レベルは転校生並だね。

やる気はあるようだしココはスパルタイケメン先生を見習っちゃおうかなぁ~。


べ・・べつに試験の憂さ晴らしなんかじゃあないゾ! 


どうやらオレは一番弱そうに見えたらしくて摸擬戦を挑まれた。

あー・・ごめんねぇ。

見掛けどうりじゃあなくて・・


でも、オレに軽くあしらわれたことでかえってやる気が出たようだ。

ココは摸擬戦の相手には不自由は無いからね。

納得のいくまで皆にもまれて行って下さい。


勇者特訓コースはイケメンとダチどもが改良してる。

新人留学生も来たのでまた改良されるかもしれない。


初級コースをなんとかこなすべく頑張る留学生。

あー・・オレももうちょっと真面目にやるべきだろうなぁ。

最近レベルが上がったせいか彼等のように素直にまっすぐ強くなることに

集中できなくなったように思う。


どうみてもまだ小学生なのになんだか自分がオッサンになったように

感じてしまったマモルくんなのでした。

 やっぱりイケメン君は先生に向いてるみたいですね。

スパルタだって分かってるのに皆が来ちゃうんだもん。


新人留学生はなんだか素直な感じがします。

何度も召喚されてある意味スレてきちゃってるマモルくんには

ちょっとまぶしかったのかも・・


それにしても体育館の利用者が大分増えましたね。

えーと・・何人いましたっけ? 

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