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156ページ サービス。

 ココにもギルドはあったんだそうだ。

なのでみんなで登録して冒険者を体験してみようということになったらしい。


半分ずつ訓練と実戦ということで街の外にお出かけをしてたようだ。

僧侶な先生やチャラ男たちは引率役だった。


まだみんなレベルは高くないけど街の周辺でなら討伐依頼も採集依頼も

こなせたという。


せっかく異世界にいるんだから異世界を満喫したいと思ったんだねぇ。

帰ると力も魔法もほとんど使えないもんなぁ。

持ってる力を使いたい気持ちは分かる。


まあ、いいか。

ココの世界のことは夢を見たようなものと言うことになるんだもんな。


それなりに稼げたらしくオレが回してやった銀貨をみんな返してきた。

元の世界だと使えないお金だけど記念品くらいにはなりそうだから

返さなくてもイイと言ったんだけどね。

持って帰るなら自分たちの稼いだお金を持って行きたいんだそうだ。


街に戻ったら神殿の神官が待っていた。

帰還の準備ができたと言うので宿を引き払って神殿へ。

領主と坊ちゃん勇者が見送りに来た。

坊ちゃん勇者が竹刀が欲しいと言うのであげることにした。


近所のお兄さんが引っ越して行ったときにもう要らないと言うので

貰ったヤツだったんだけど。

まさか異世界に置いて行くことになるとは思わなかったね。


巨人な神さまに送還してもらった。

バイトなあの人が場所を調整してくれたようで幹線道路から少しはずれた

山の中の道だった。


5日も異世界に居たのにプチ修学旅行の目的地に3時間遅れで

到着したことになった。

なぜかいつもは起きないはずの渋滞が起きたそうだ。

うん・・コレは追及しないでおこう。


イケメンが

「マモルくん、加護が増えてるよ。」と言った。

え!? オレ、あの神様に要らないって言ったのに。

どうやら遠慮してると思われたらしい。

オレだけでなく皆に付いていた。


巨人の神の加護

 少々:体力と腕力が5%増し

  少:体力と腕力が25%増し

  中:体力と腕力が50%増し


オレが中、イケメン達が少、

他の生徒と先生と運転手さんが少々だった。

あと異言語理解も付いていた。

今回は召喚じゃあないので異言語理解は付かないと思ったんだけど

どうやらサービスしてくれたらしい。


あー・・でも一クラス全部付いてるとなると・・

オレ達のクラスだけ英語の成績が飛びぬけて良くなってしまう。


「大丈夫だ。もうじき進級だからクラス替えがある。

適当にバラけるようにしてみるよ。

あのバイトさんも多分協力してくれるだろうから心配しなくていい。」


担任と僧侶な先生はオレが心配するようなことはすでに想定内だったらしい。


各クラスは同じような平均点になるように編成する。

運営のためにリーダーのできるヤツとか問題児とか面倒見のいいヤツ、

体育祭とかも平等になるように運動の得意なヤツなんかがバラけるように

配置するんだそうだ。


まあ、成績順にクラス編成する学校もあるそうだけどオレラの学校は

平等・公平になるようにしてるそうだ。

あー・・生徒にそんなこと教えちゃっていいのかね? 


「もっと重大な秘密を共有してるだろ。

これくらいは親たちだって分かってることだからな。

とくに秘密って訳でもないんだよ。」


プチ修学旅行は無事に終わった。

みんな大人しいくらいだった。

まあ、異世界でエネルギーを使っちゃったのかも。


特に戦闘も無かったので今回はラクチンだったと思いつつ引率って大変だと

内心で思っちゃったマモルくんなのでした。



 唯一部外者だった運転手さんは異言語理解がついたので外国人のお客さん達にも

気軽に接することができるようになりました。

ガイドさん達の補助までしちゃったりしてます。


マモルくんにマーカーの魔法を習ったそうなのでお客さんの迷子も

すぐに見つけちゃうという特技もちとして評判だそうです。よかったね。

 少々5%、少25%、中50%、ときたら大はやっぱり100%増し

なんでしょうねぇ。さすが巨人の神さま。


〔召喚ノート〕なのに召喚じゃあなく迷い込みなオハナシでしたね。

25回目って章名にしちゃったけど。

そういえばチャラ男父も以前にそんなことが・・

あー・・スルーしてくださーい。


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