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143ページ 再びの禁忌。

 神殿の東に広がっている平原で迎撃することになった。

土魔法で壁を作って高所から攻撃できるように設定。

タダの石でも高いところからだと威力は大きくなる。

逆に下からだと弓矢ですら威力は落ちる。


見渡す限りのオーガの群れって見てるだけでキモイ。

なのでさっさと攻撃する。

雹はほんの15分ほど降っただけだったけどかなりの威力を示した。


オレと転校生勇者とココの勇者で電撃を雨のように落とした。

雷の魔法は勇者でなくてもできる人は居る。

多くはないけどね。

だけど威力はとても勇者ほどにはならない。

そして必要な魔力もかなり多い。


でも、雲を集めて積乱雲に仕立てておいたので少なめの魔力で

大きな威力の電撃が落とせる。

ココの勇者も驚いていた。

どうやら雲の中の雷を誘導できるとは知らなかったらしい。


四分の三ほどが動けなくなって八分の一くらいは逃げた。

騎士団と援軍は殲滅戦を始めた。


オレは風魔法で飛んで強そうな個体を片付けた。

転校生勇者とココの勇者には引き続き電撃を落としてもらう。


強そうな個体を片付けながらオレはあるモノを探していた。

見つからなければいいな・・と思っていたけど・・

ソレはやっぱり居たんだよ。


人の姿に戻ってる禁忌なオーガ。


騎士団と援軍は殲滅にはあまり時間はかからなかった。

なので禁忌なオーガを探してもらった。

オーガの中に混じっている人間なのですぐ分かる。


転校生勇者はショックを受けていた。

オレもそうだったから良くわかる。

魔物だと思ってたのに人間だったんだもんな。


禁忌なオーガはどうやら指揮官だったようだ。


神殿で女神さまにお願いしてバイトなあの人と師匠な勇者さんに連絡してもらった。


オーガは全滅した訳じゃあない。

ココに来たのが全軍だったはずもないだろうし。


でも、世界が違うのになんで同じ事が何度も起こるのか。

同じ人物の仕業だとしても前に居た世界と同じ事をするものなんだろうか・・


勇者さんはその日のうちにやってきた。

なんだかとても悲しそうに見えたのは気のせいだったんだろうか・・

 コワイです。師匠さんはこういう時が一番コワイ気がします。


敵はオーガで色々しちゃうのが趣味なアブナイ人物ですね。

お友達にはなりたくないですねえ。


師匠さん、サクッと片付けてマモルくんたちを帰らせてやってね。

トラウマが重症化しそうだもんねぇ。

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