134ページ 魔王城の奥。
魔王城への道案内にちょっと偉そうな魔族をチョイス。
首輪さんは結構強い魔法も使えると言うのでメンバー入り。
王子も行きたい風だったけど側近が止めた。
なので側近らしい回復魔法も使えると言う騎士に代わりに来てもらうことにした。
魔王を倒すかどうかはともかく魔王城の中でなにが起こっているのかが
分からないから停戦交渉の打診という名目の書状を作ってもらった。
名目が果たせればいいけどできなくても偵察くらいにはなるだろう。
魔王城の場所は特定できたので風魔法で飛んでいく。
転移は目的地をイメージできないと無理だ。
行ったことのある場所なら簡単なんだけど。
それにまだ多人数をいっぺんに運ぶのも無理だ。
案内の魔族は平気だったが首輪さんと騎士は高いところはダメだったようで
降りたら青い顔をしてた。
さすがに騎士は泣き言は言わなかったけど。
魔王城の城下には人っ子一人いなかった。
全員オーガにされた訳でも無いだろうに・・逃げたのか?
城に行ってみたけど門は閉まっている。
でも結界が張ってあるわけでもないので飛び越えた。
誰も見当たらないので索敵してみた。
城の奥と地下に反応あり。
地下は案内さんによると牢だそうだ。
奥より近いので地下牢に行ってみた。
牢にはゾロゾロと魔族の貴族の方々。
そしてミニなサイクロプス。牢番をしてるらしい。
なのでサクッと倒す。魔族の貴族さん達を救出。
魔王さまはいなかった。
ある日妙な魔族が現れて王をオーガに変えて城の奥に閉じ込めたらしい。
ほとんどの貴族は王に呼び出されたと思ったらココに放り込まれて
訳が分からないままだという。
憔悴した人もいたので回復魔法を掛ける。
魔王さまに謁見しようということで城の奥に向かう。
魔族の貴族の方々に案内をお願いした。
中にはオレの加護が見える人がいたので思ったよりも反発も無く
奥にたどり着いた。
居たのは弱そうな雰囲気の魔族だった。
戦闘員というよりは魔術の研究とかしてる学者にみえる。
オーガに変身した魔王さまをけしかけて来たけど魔王さまといえども
オーガになっていたのでは十全な力を発揮するのは無理だった。
魔王さまも学者風魔族もあっさり魔力で拘束。
学者風魔族は隷属の首輪を付けていた。
外して尋問したらなんとココへは召喚されて来たという。
召喚主を聞いて驚いたよ。
なんでそんなことをする必要があったんだ? 第一王子!。
おやあ・・いい人っぽかったんですけどね、第一王子。
普通、陰謀を企むのは第二王子とかだったりするんですけどね。
あ! 弟君を第一王子の所に置いてきちゃいましたよ。
はやく取り返さないとヤバイかも~。




