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133ページ オーガな魔族。

 第一王子の別荘は街の反対側だった。

他にも貴族がこの街の周辺に別荘を建ててるらしい。


第二王子の周辺には第一王子のスパイさんがいるらしい。

放り出されたとたん接触してくるなんて情報が早すぎだね。


なぜか第二王子の召喚をワビられた。

まあ王族だからということらしいけど目的は違うだろう。

召喚目的をオレがこなせるかどうか・・だね。


印象は悪く無い人だった。

実力試験をさせられたけどそれは当然だろう。

小学生にしか見えないのも分かってるし。

魔法をちょっと実演して納得してもらった。


結局、第一王子からの依頼と言うことで事態の収拾を

してみることになった。

魔族の神さまにも頼まれちゃったしね。


首輪さんはさほど重要人物じゃあないようだ。

でも第二王子の周辺にいたから一応見張りが付いている。


あ! 弟にも世話係が付いた。

勇者でも赤ちゃんだからねえ・・

でも、乳母付きだなんて一般庶民にはぜーたくなんだぞ、弟よ。

一応、オレの頭に張り付いて一緒にきてたドラゴンのチビに見張りをさせている。

隠蔽してるから気づいた奴は少ないんだけどね。


第一王子付きの魔導師には気付かれた。

でも、魔王さんの魔道具でペットのトカゲということに。

オレの従魔と言うことにしておいた。

まあ、チビなんでさほどの脅威とは思われなかったようだ。


さて、オーガとサイクロプス。

隣の国をほとんど占拠中。

国境の半分は高い山でそっちから攻めて来たことは無い。

なので残り半分で防戦中。


隣の国に散らばってる連中を集めるために派手目の魔法で応戦してみた。

国境に展開していたグループを幾つか潰したら徐々に国境に集まって来たよ。


かなりの集団なので一人で全部は無理。

なので雹を降らせる。

コレは発動までに時間と魔力が要るんだけど相手が多いときには便利だよ。

寒いのが難点だけど敵はもっと寒いからね。

寒いと体の動きも悪くなるし。


人の国の兵士さん達には防寒具を身に着けてもらった。

国境に集まってたオーガとサイクロプスはほとんど無力化。

サイクロプスはそのままだったけどオーガが・・・

特に死にかけたオーガが魔族に変身した。


いや・・変身が解けて元に戻ったんだね。


なので回復魔法を使って治療して尋問。

魔王と主だった貴族は城から出て来ないと言う。

命令で集められてなんだか分からないうちにオーガに変身していたらしい。

あとは命令に従わないと元に戻さないと言う事で・・


気は進まなかったけど試しに毒薬で半殺しにしてみたら魔族に戻った。

う~ん・・魔族のままの方が強いと思うのになんでわざわざオーガにしてるんだろう。

サイクロプスは半殺しにしてもサイクロプスのままだったから

変身してた訳じゃあないようだ。


隣の国のオーガとサイクロプスはほとんど集まって来てたので

人側に取り返したことになる。

魔族に戻りたいか聞いたら戻してくれたら逆らわないと誓ってくれたので毒薬を処方。

まあ、致死量まで行かない量だけどね。

元に戻ったところで解毒剤を飲ませて元通り。


どーもオレが魔族の神さまの加護を頂いてるのに気づいたヤツが居たようだ。

妙に素直に言う事を聞いてくれる。


さて、問題は魔王さまと周囲の貴族の方々だよね。

魔王城の場所も特定できたので飛んで行ってみよう。

チビ、弟を守っててくれよ。

 オーガに変身してただけなのでこれはまだ禁忌には触れていないでしょう。

元に戻れてるしね。


お城から魔王さまと貴族が全然出て来ないというのが気になります。

引きこもりな魔王ってあんまりカッコ良くないと思うんだけどねぇ。

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