13ページ レベル上げ。
ヒヨコなダチ勇者どもとダンジョンを散歩……
もとい攻略中。
5階層あたりまではオレこそ勇者だ! と我先に走り回るように戦闘してたが
さすがにゲームオタクのオの字くらいな連中なので各々の特徴で
分担が自然と決まっていく。
まあ、効率と攻撃力の兼ね合いだし弱めの魔物相手とはいえ実戦だからな。
オレは魔術師設定なので後衛だ。
お供な見張り役は騎士らしいがさほど強くは無い。
なのでオレの後ろで後方警戒係にしといた。
ガキのお守りくらいにしか思ってないのはバレバレだけどね。
休憩時に少しづつ召喚したやつらの意図をダチどもに教えていく。
首輪の意味に気づいてないんだからコイツら結構マヌケだが
翻訳の魔道具だと言われたらなぁ。
見張りの会話も風魔法で全部聞こえてるので推測もほとんど当たりのようだ。
逃げた方がいいという奴もいたがともかく逃げるにしてもレベルが低いと
どうしようもないだろうと言うことでなんとか納得させた。
出来立てだというこのダンジョンはレベル上げには絶好かもしれない。
十五階層で中ボスに一人重傷を負わされた。
勇者なので回復魔法もできるはずだがまだレベルが足りないので
オレが賢者になったフリしてなんとか治した。
回復薬はもっと多めに用意するべきだったかもな。
でも重傷者が出たことで少し頭が冷えたらしい。
このまま勇者してないで逃げたいというヤツがでた。
一応賛成しておく。
でも、見張りの騎士を瞬殺できるくらいでないとみんなで逃げ出すのは
難しいだろう。
首輪のこともあるし。
この世界のこともほとんどまだ分かってないし。
一度地上に戻って休憩を入れることにした。
勿論情報収集もしないとな。
ダチ勇者たちのレベルはなんとか騎士くらいにはなった。
瞬殺はまだ無理だが。
あのダンジョンをクリアできれば逃げ出すくらいには
レベルアップできるかもしれない。
そう思ってたんだけどダンジョンボスの部屋の前まで行ったところで
地上に呼び戻された。
追い出したはずの魔王と魔族が戻って来たんだ!
やっぱり引率の先生になっちゃってますね。
勇者たちはココではダンジョン駆除のための道具です。
彼等の他にも別パーティが何組かいるようです。
でもマモルくんがいることでこのパーティは
安全かつ成績の良いパーティになってます。
魔王や魔族の相手はまだ早いでしょうけどね。




