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123ページ 神都。

 最初に気づいたのは高校生勇者だった。

相変わらずストーカーモドキになってたらしい。

召喚陣の残滓に気づいてバイトなあの人に連絡。

行く先を特定した。


向こうの神様も把握はしたようだが手が廻らないのでこちらで対処することになった。

つまり勝手に捜索してくれていいよということらしい。


なので捜索隊を編成。

従者なオレ、高校生勇者、イケメン神官、大人は魔王さん。

師匠な勇者さんはまたまた別の異世界に出張中。

どうも最近多いね。勇者が本業になってきたみたいだ。


期末試験も近いのでダチ勇者達とチャラ男にはノートを頼むことにした。

まとめて居なくなるのはさすがに目立ち過ぎだしね。


召喚先はどこかの地下のような部屋だったが出口がない。

有るんだろうけど分からなかった。

なので全員連れて上空100メートルに転移。

風魔法で浮かんで軟着陸。


でも誰も居ない。

小さなお宮さんくらいの無人の神殿風な建物はあったけど。

索敵範囲のギリギリの所に街らしきものを見つけた。

ともかくそこまで移動。


門の前には検問所。

どうやら入るのには入場税が要るらしい。

門前には屋台、両替商、その他アヤシイ店が連なっている。

なるほど、門前市をなす・・ってコレのことかね。


アイテムボックスから他の異世界で稼いだ金貨と銀貨を

チャラチャラ出して両替。

見たことのないお金でも金と銀なのは同じなのでソコを強調。

安めな気はするけどまあ許容範囲だろう。


ついでに情報収集。

あの神殿(?)は普段は閉じていて特別な秘儀を行う時だけ開くものだそうだ。

秘儀・・ね。

秘密なことって大抵ろくなことじゃあないんだよねぇ。


ともかく街に入れたので神殿を探してみる。

王城だと思ったところが神殿だった。

王さま・・居ないのかね? 


屋台のオッサンに聞いてみたら王さまは少し離れた

王都に居てココは神都で大神官が住んでるんだそうだ。

へー・・大神官・・えらそうだな。


なんでそんな人が居るのに召喚なんかしてるのかね? 


一般の参拝の人に紛れて神殿に行ってみる。

特に警戒が厳しいとかではないようだ。

索敵で3人娘を探してみたら・・いましたよ! 

うん・・チビも一緒だ。

アイツだけ迷子になってないか心配だったんだよな。


結構奥にいるみたいだね。

イケメンと高校生に隠蔽と隠密をかける。

さあて無断侵入といきますか。


無断召喚してくれたんだからちょっとはお返ししてやる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


だからー! ソレは隷属の首輪だって教えたでしょう!! 

なんだって元魔王ともあろうお方がそんなものを

付けられちゃってるんですかー!!! 

どーやら召喚主は神殿関係者ですね。

女の子ばっかり召喚するなんて何考えてるんだか。


ともかく見つけたようです。

さて簡単に帰してくれますかね?。

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