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122ページ 封印。

師匠な勇者さんとバイトなあの人に相談してみた。

パワーは無くなったわけではなく封印されたような状態になっていると言う。


だれがそんなことを・・

できるとしたら呪術に詳しいものか聖なる法術が使える者だろうという。


ハハハ・・容疑者続出だね・・ココは。

でも、師匠もバイトなあの人もやるときはちゃんと正面から宣言してやるだろう。

聖女さんか? でも彼女も無断でそんなことはしない。

なにしろ「制御できなかったら手伝うわよ。」と言ってたし・・・


無断でこんなことをする関係者か・・・


あ! まさか・・でも・・・


と言うことで元魔王な美少女勇者を我が家へご招待。

あー・・・オフクロ・・女の子のお客が来たからってそんなに驚かないでよ。

クラスメイトだし・・こちとら〔従者〕なんだもん。


隠しといたオヤジの秘蔵酒とそれらしいお供えを用意。

そう! 魔族の神さまのミニ神殿にむかってお祈りする。

2人でね。


神殿コレはなかなか使い勝手がいいな。酒も上物だね。

未成年なのに良く準備できたねえ・・親なら叱るところだよ。


元魔王の封印が私の仕業ってよく分かったねぇ。

君の所の世界はバイトなアレのせいで力がなかなか私だと及ばないんだけど

神殿コレのおかげで以前より大分自由が利くようになってね。


ちょっと試しに色々やってみたんだよ。

あー、無断になっちゃってスマンね。」


制限バリバリなココの世界だと元魔王な美少女勇者は目立ち過ぎるだろうということで

特別なご配慮らしい。


「元魔王が同じ一族だからできる封印なんだよ。

ココの住人にはなんにもできないから安心したまえ。

パワーが多すぎるのも困りものだってことを自覚してほしくてね。


抑えたのはパワーだけだから〔従者〕の君が色々フォローしてくれると嬉しいよ。

留学が終わったら元に戻るから安心しなさい。

まあ、よろしく頼む。」


はぁ・・スゴイといえばスゴイけど勝手と言えば勝手だなあ。


美少女な元魔王勇者はなんだか納得はいってないようだった。

でもまあ、原因も分かったので一安心。

一年間我慢ということになった。


彼女が帰ってからオフクロに問い詰められた。

適当に誤魔化そうとしたけどミニ神殿に向かってお祈りしてたのを覗いてたらしい。


仕方ないので彼女のために用意した神棚みたいなものだということで誤魔化した。

加護を下さってるからオレはあの方の信者の一人と言うコトなんだろうけどね。


うやむやにするというのはなかなか難しいね。

相手が親だと余計にさ。


バイトなあの人は事の顛末を聞いてまたピリピリと怒りのオーラを飛ばしてる。


師匠はあまり気にしてないみたいだ。

でも、「次の稽古の内容をどうしたもんだろうねえ。」なんて言ってたので

それなりの関心事ではあるらしい。


パワーはレベル1でも技と魔力はそのままなのでオレ達も摸擬戦が以前とは違う

緊張感になった。

それでもやっていくと抑えられてるはずのパワーが徐々に伸びていくのが分かる。

コレって一年後がコワイねぇ。


体育館の利用者はほとんど男だけど女の子は3名だ。

元魔王の美少女勇者、ゲンコツ女子、神官ちゃん。

3人とも仲良くやっている。

神官ちゃんは高校生勇者のことでからかわれてる雰囲気だけどね。


でもまさか3人で居なくなるなんて思わないよな。

体育館の上の運動公園でチビを遊ばせてる最中に。

神官ちゃんも元魔王もココの出身じゃあないのに。


さ、探さないと・・

従者を置いて行くなんて・・主人失格にしますよー! 

あー、、魔族な神さま結構好き勝手やってますねえ。

バイトなあの方が怒るのも無理ないか、、。


確かにココは制限の多い世界なので目立ち過ぎなのは確かです。

でも本人に無断でだなんてやっぱり困りものですよね。


さて3人娘は何処に行っちゃったんでしょうね。

捜索隊の編成はアレとアレとコイツかな?ムフフ。

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